見出し画像

Happy birth day to you


先日、長女を出産した。

といっても、もう出産して一ヶ月以上経ってしまったが、その時の事を忘れないため、ここに出産レポを記しておく。(長文です)


NOTEで前述した通り、臨月になっても産まれてくる気配なく、あっという間に予定日を経過。

予定日までは割と悠長にしていて、本当に臨月の妊婦なのかと疑われるくらい活発に動いていたが、全く産まれる兆候がなく、本当に産まれてくるのか無性に心配になる。


予定日過ぎた7/26の検診でも、内診で子宮口の開きはいまいちで、赤ちゃんはいっこうに降りてこない、、それどころかエコーで羊水の量が少なくなっていると分かり、7/27から急遽観察入院することに。※羊水過少だと胎盤機能悪化により胎児に悪影響を及ぼす可能性があるそう

突然の入院に動揺するも(なんせ入院自体初めてだったので)、体調が悪いわけでもなく、赤ちゃんも元気みたいなので、家にいるより病院の方が安心と思って、本を読んだり、DVDを観たりして穏やかに過ごしていた。

ただ入院中は基本安静という指示で、また自然に陣痛が来なければ翌週には陣痛促進剤を使って誘発分娩させるという方針だった。

わたしはこの薬を使うことにかなりびびっていた。子宮へのリスク、胎児への負担、そして人工的に痛みを呼び寄せる恐怖があったからだ(何も知らずに殴られるより、殴られると分かって殴られる方が怖い的な…)

だから、促進剤使う前に頼むから自然に産まれてきてくれー!とお腹の子に呼びかけていた。

入院中(出産前)ライブDVDを観て、
看護師さんにヲタバレする

すると、7/28 20時頃、あれ、なんかお腹痛いかも、、生理痛みたいな痛みが40秒くらい、10分おきに来る。でもこの時はDVD観たり、友達と電話する余裕あった。このまま痛みが収まるかもしれない、前駆陣痛だろうか、、

22時 消灯時間になってもまだ痛みが続く、、我慢出来なくもないけど、もしかしてこれが本陣痛なのか?!

7/29 0時頃 先ほどからの痛みが5分間隔くらいになる。これはちょっと寝られないかもしれない。ベットでうつ伏せになって疼くまる。この時ナースコールを押すことは全然頭になかった。

1時過ぎ 深夜の見回りしてる看護師さんが部屋に入ってきて、苦しそうにしてる私に「大丈夫ですか?」「ちょっと定期的に痛みが…」「陣痛室に移動しましょうか」「は、はい…」ということで、荷物を持って部屋を出る。

陣痛室。窓がないから閉鎖的で怖い。
癒しのパグちゃん🐶


歩いて移動したけれど、既に結構痛かったと思う。でも看護師さん声を掛けてくれなかったら、まだ部屋で我慢してた気がする。相部屋なのに多分唸り声出してたし、今思えば同室の人迷惑だっただろう、かたじけない。

旦那にも電話で状況報告。立ち会いする予定でちょうど7/28の夕方に広島に来ていたので、すぐ病院に駆けつけてくれることに。

内診後、陣痛室に入り、お腹に胎児の心拍測るモニター、腕に点滴が取り付けられる。助産師さん曰く、すぐ産まれそうにはないが、子宮口は柔らかくなってお産に向けていい状態だとのこと。

1時半 旦那合流。最初は陣痛の合間で談笑してたけれども、だんだん我慢ならぬ痛みに変わっていく。陣痛始まってからずっと、スマホアプリで陣痛間隔を測ってたが、とうとうその余裕もなくなる。痛くても力んではダメと聞いていたので、とにかく深い呼吸を意識する。

妊娠中から呼吸の練習はしてたが、いざ痛みがある中、リラックスして呼吸するというのはかなり難しかった。旦那が腰を押さえながら、一緒に呼吸してくれたのはすごく助かった。

3時半頃 痛みのレベルがMAXになる。気を失いそうなほど痛いけど、深呼吸が功を奏したのか、内診すると子宮口全開になったみたいで、
「今日の朝には産まれるかもしれない、分娩室へ行きましょう」と言われ、助産師さんたちが急いで分娩室の準備にとりかかる。

後々話を聞くと、わたしは割と静かに痛みに耐えるタイプだったようで、助産師さんもここまで早くお産が進むと思わなかったそう。わたし自身も初産だし、一日がかりと思っていたから、もう産まれるの?と拍子抜けした。

ただ、痛みの耐え難さ的に限界だったので、あと少しでこの痛みから解放されると思ったら嬉しかった。お産への恐怖心から事前に情報収集し、対策した甲斐あった。※サンシャイン出産法が結構役立った(笑)


しかしまぁ、こういう時「もう少しで我が子に会える♡」とか思うべきなんだろうけど、正直それどころじゃない。先の見えないマラソンをずっと走り続けてる感覚だったので、ゴールが見えたことで希望が湧いた。

そんなこんなで、あれよあれよと分娩室へ。ここからは何度か深い呼吸を繰り返したら、もう自分のタイミングで力んでいいと言われた。何度かチャレンジして、疲れ果てていると「もう赤ちゃんの頭見えるよ〜」と言われ、最後の力を振り絞る。

そして5時27分 2745gの女の子が誕生。
すぐに室内に産声が響き渡り、ほっとした。安堵と達成感が強かったと思う。

処置を終えて、隣で小さな我が子を抱き寄せた時、あぁほんとにお腹の中に命がいたんだ、、、と実感し、その尊さを噛み締めた。

産後すぐの朝食。総合病院はどこも
こんな感じなのかな、頑張ったのに😂
満身創痍。初めての点滴。
針刺すのを失敗され、腕に傷跡が🥲


こうして母と子の初めての共同作業は無事成功に終わった。
初めてにしてはスムーズで、いわゆる安産だったのだろうけど、お産に絶対はない中頑張って産まれてきてくれた我が子を讃えたい。しかも促進剤を使わず、旦那が帰ってきたタイミングを見計らって出てきてくれて、優秀な子だ。

グロいところも見せてしまったけど、ずっとそばにいてくれた旦那。心強い医療関係者の方々。安産を願って応援してくれた家族や友人たち。
大袈裟でなく、みんながいなければ絶対に乗り越えられなったから、感謝の気持ちでいっぱいだ。今は出産後の大変さで周りの人への気が回らないでいるけれど(この話はまた今度)この気持ちは忘れないでいたい。


我が子よ、誕生おめでとう!これからたくさんの初めてを経験をして、すくすく育っておくれ。

わたしも母一年目、頑張ります!!!

以上、出産レポ終わり。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?