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アオハナドリ~台湾最小の鳥

先日、台北郊外の土城というところへ、アオハナドリを追ってきました。この鳥は地味な色合いながらも台湾では人気があり、この時期、多くの鳥好きがアオハナドリの姿を探し求めます。

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この鳥の特色はとにかく小さいこと。体長はわずか8センチ!台湾最小の鳥と言われています。しかし、動きは素早く、しかも草むらにいることも多いので、探しだすのは苦労を伴います。

撮影で知り合ったバーダーさんによると、この鳥は留鳥で、基本的には季節を問わず、いつでも撮影は可能なのだそうですが、色合いも色合いだけに、なかなか見つけられないのだとか。

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ではこの時期がどうして狙い目になるのかと言えば、春先にはベリー系の実がなり、そこに群がるアオハナドリをカメラに収めることができるのです。つまり、このベリーを美味しそうに食べる姿がこの鳥を撮影できるほぼ唯一の撮影チャンスなのです。

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このベリーは「ヤナギイチゴ」と言って、中国語では「水麻」と表記します。その実は鳥たちにとっては大人気で、この日も、アオハナドリのほか、タイワンルリチョウやゴシキドリ(五色鳥)、ペタコ(白頭翁)、ズアカチメドリ、ミドリチメドリなど、いろいろな鳥が集まっていました。

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アオハナドリは中国語では「緑啄花」と表記します。漢字だけを見ていると、花の名前に見えてしまいますね(笑) 英語名は「Plain Flowerpecker」と言います。優しそうな顔立ちが印象的で、ファインダー越しに「かわいい!」と叫んでしまいそうになりました(笑)

できれば、春のうちに、もう一度、アオハナドリの撮影をしたいな・・・と思っています。時間を捻出できるかな?

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