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日南へ、エールを。

明日サークル出しますコミックマーケット104から追加のお知らせです。

↑他に出すものについては昨日の投稿を参照。

2024年8月8日16時43分、日向灘でM7.1の地震が発生しました。宮崎県・鹿児島県を中心に広く揺れを観測し、特に宮崎県日南市では震度6弱を記録しています。
私はその日コミケへの原稿追い込みの真っ最中だったので仕事上がりに事態を知った直後は最低限の確認しかできなかったのですが、入稿後の翌朝に被害を少しずつ調べて衝撃を受けました。

私は育ちも現住所も東京ではあるんですが、生まれたのはその宮崎県日南市でして、母方の実家には今でも89歳の祖母がひとり住んでおります。祖父は10年前に亡くなりましたが。
先程述べた「確認」は仕事終わりに祖母本人と母へ電話確認を行ったことで、本人が無事でだったためさほど大きく心配するようなことはしてなかったのですが、翌朝になって状況を把握。

人的被害は幸いにも大きくなかったのですが、主にインフラ面での被害が多く、日南市では地面のひび割れや建物の壁が崩壊するなどしております。

特に日南と県都の宮崎市を結ぶ国道220号では道路への落石事故が発生して通行止めとなってしまいました。ちょうど祖母の家がその区間内にあったため、一時どこにも移動できない事態になっていたようです。
実家近くに所在し、お正月は初詣客で賑わう鵜戸神宮においては、石灯籠が何本も倒れる被害も起こっております。

この地震を受け気象庁は「南海トラフ地震注意情報(巨大地震注意)」を発表し、巨大地震の可能性が平常時に比べ高いとして関東から九州までの太平洋側に広く今後最低一週間は避難を行える準備を整えることが求められています。

こうしたニュースを見て、9日は自分なりに何かできないのかとずっと考えてしまい、仕事が終わったらキンコーズへ駆け込んでおりました。
そのキンコーズでイラレを借り作ったのがこちらです。

「YELL FOR NICHINAN」

日南の象徴である海。特にサーフィンが盛んな立地であることから波をイメージした曲線をふたつ重ね、つながることで、大きな「N」を作り出しています。
また分かれているふたつの色は「太陽」と「海」、そして広島東洋カープと埼玉西武ライオンズの春季キャンプが行われ、最寄りとなる2駅が両球団をイメージし駅舎がリニューアルされているほどの地域密着の現れから2球団のチームカラーに塗り分けを行っております。

カープ油津駅
ライオンズ南郷駅
(以上の2枚はウィキメディア・コモンズより、
CC-BY 4.0/Tokyo-Good氏作成)

何かメッセージ考えないと、と思い思い浮かんだワードは「エール」でした。「復興」とか「祈り」とかの言葉は今回はあまり似合わず、これからの発展を応援していく、そんな言葉を選ばせていただきました。

この画像でステッカーを印刷してもらいました。シートに何枚もまとまってる状態なので今から手作業で切り分けます。コミケにてこちらを販売して、売上金の「全額」を義援金として災害支援に役立てて貰う予定です(寄付先は日南市・宮崎県のいずれかに受け入れ体制が整い次第行います)。
また、多くの人に日南市を知っていただくために紹介のペーパーを作成いたしました。こちらはご自由にお持ちいただいて構いません。

改定したおしながき

正直コミケにてチャリティで頒布を行うことの事例が少なく、この行動が正しいかどうかは分からないです。
準備会にダメと言われたら止めるつもりです。
偽善だ売名だと言われることもある程度は覚悟してます。
ただ、自分の生まれ故郷を知ってほしい、応援の輪を広めていきたい、そんな気持ちで初めさせていただきました。
これから来る可能性のある大震災への備えも大事ですが、今宮崎に何が起こっているかを知ってほしい。そういう気持ちでの行動をご理解ください。

今回、私のサークル「遠星研」は明日11日(日)、東2ホールのX46aにて活動します。
周りが野球だったりいろいろ騒がしい場所とは思いますが、ひとつ足を止めていただければ幸いです。

日南に、宮崎にエールを。
将来の災害への備えを。

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