葬式に間に合わなくても帰国すべきか
以下のツイートがTLに流れてきて、自分なりに思うところがあったので文字にしてみる
1.アドバイス
今この瞬間に「絶対行きたくない理由」が思いつかない場合、帰国しましょう。帰国しなくていいタイプの人は「帰国したほうがいいかな?」という選択肢自体がまず浮かばない(浮かんでも人に相談したりしない)です。
葬儀に間に合わなくても帰る意味?については3を参照。
2.合理的に判断をするなら
帰国した場合に失うものと得られるもの、帰国しなかった場合に失うものと得られるもの、をリストにして比較してみましょう。時間・お金・機会・etc
想像力を使ってどうなりそうか、どう感じるのかをよく考えるのが大事ですね。
3.葬儀に間に合わなくても帰る意味?
以下、葬式する側未経験者と想像してコメントします
1)葬式、だけではない
人が亡くなった時、表面上は式やって火葬して納骨したら終わり!という風に見えるかもしれませんが、実際には葬式出られなかった人が後から来たり、香典帳整理したり、香典返ししたり、遺品整理したり、手続きしたり、なんやかんややんわり忙しい期間が続きます。この時、喪主の支えになれるのは家族のみなさんでしょう。家事でも雑用でも手伝えると良いですね。
2)痛みと思い出を共有する
葬式が終わったら悲しみもそこでスパッと消えるわけではないので、近い人ほどしばらくはいろんな思いでモヤモヤすることになります。そういう期間に、亡くなった人の思い出話をしたり、悲しみを共有したりするのは、関係者の心を癒すことに繋がります。話を聞いてあげるだけでも帰る価値がある、ということです。
3)両親の視点
自分の両親が亡くなってとても悲しい時に、葬式に間に合わなくても自分の子供達に帰ってきて欲しいと思いますか?
こればっかりは人それぞれなんでなんとも言えませんが、「絶対帰ってくるな!」という人以外は仮に「帰ってこなくていいよ」と言ってても帰ってきてくれたら嬉しいと思います。
大変な時に支え合うのが家族ではないかなと思います
4)後悔
自分は学部現役時代に遠方の祖母が亡くなった時、なんとなく面倒だからと葬儀も参加せず後に顔を出すこともしないことにした。誰にも参加しろ言われることもなく、参加しなかったことを批判されてこともないが、いまだに少しでも顔を出しておけばよかったなと後悔している。その後ろめたさからそっち側の実家にはそれ以来一度も顔を出せてないです。ということで、確固たる行きたくない意志がない場合は行って後悔することはないと思うので行くのがいいかと思います。
4. まとめ
・「帰ったほうがいいかな?」と思いつくような人は大体帰ったほうがいい
・お見送りは葬式だけではないので、式に間に合わなくても帰る意味はある
・帰る場合、帰ったらどういう問題があるかを確認して対処すべし(事務手続き、関係者への連絡等)
・帰らない場合、納得して決断すべし(後から「当時は○○と考えて行かない決断をしたからそれでヨシ」と説明できるように)
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