声優さんにとって、

2024年6月27日、木曜日。
何でもいいから適当に文章を書きたい。

パソコンを前にして、キーボードを打つ。
メールを書く、企画書や発注資料を作る、
シナリオを書くという作業がほとんど。

あーー!

仕事で文章書いてばっかりだから、
どーでもいいこと書きたい!


なので、あまり真剣に読まなくて大丈夫です。
ほぼ備忘録みたいな感じなので。


以前からお伝えしておりますが、
ボイストレーニングに通っております。

「声の出し方」「発音、発声、活舌」や
「演技」などを学びにいっているのですが……

私はそうした授業からたびたび脱線します。
自分がエロゲーメーカーの人間であること、
仕事の内容などは講師の先生にお伝えしています。

そのため本業に役立たせるために
声優業界についてのお話であるとか、
声優じゃないとわからないお話を
たくさん質問して、教えていただいています。


先日、「なるほど!」と思った話がありました。

とある海外映画の吹き替えのお仕事の話です。
翻訳する人によって、セリフが大きく変わりますよね。

台本を受け取って一読すると、
1つのことがはっきりとわかるのだそうです。

それは翻訳者の「演技経験の有無」

吹き替えに限らずアニメの台本なども
そうらしいのですが、テキストとしては素晴らしくても、
それを演技する、セリフとして言葉に発する、
ということに配慮が行き届いているかどうかは
台本を見ればわかるんだそうです。

1年くらい前の授業で何かの話題になったとき、

「自分の書いたシナリオが面白いか、
 日本語として合っているかどうかを確かめるため、
 自分で声に出して読み上げています」

「読みにくい箇所は言い回しを変えたり、
 文章では気にならないけど耳で聴くと違和感がある
 部分を見つけられたりできます」

と言ったことをお話したことがあったのですが、
そのとき先生から、

「そのやり方をするシナリオライターさんは、
 とても重宝されると思うので続けた方がいい」

とおっしゃっていただいたことがありました。

テキスト上は正しく綺麗に見える文章でも、
繰り返しになりますが「演技する」「言葉にする」と
難しいことって結構あるみたいです。

そのためか、演劇経験のあるライターさんの書く台本は、
そうした部分への配慮があってとてもスムーズに
演技ができるようになっていることが多い。

だから、かたひとさんもこれまで通り頑張ってね。

と言われました。


最近はとにかく忙しくて、
たくさん書いてはいるのですが、
ちょっと声に出しての読み返しまで出来てなくて、
「あ、やべ!」と身を引き締めさせられました。


話は変わって、今日はこのnote記事を書き終わったら、
8月上旬発売予定の某新作バイノーラルドラマの
台本化作業を行います。

テキストファイルの台本化アプリがありまして、
そのアプリで、台本pdfにするのです。

「Scenario Printer Professional」
というアプリです。

このアプリはとても自由度が高くて、
台本のデザインも結構こまかく設定できます。

上に表示されるキャラの名前であるとか、
テキストの文字の大きさなどはもちろんのこと、
元テキストから排除する文字の指定とか、
なんか色々。

アプリをいじり始めた一番最初に、
その「Clover Voice台本テンプレデザイン」というのを作り、
それ以降は、そのテンプレにテキストを入れ込むだけ。

でも、ふと考えてみると……。

まだボイトレを通い始めて浅かったときに、
「こんな感じでいいじゃろ」くらいで決めた台本の
配列構成なので……。

これ、声優さんにとって、読みやすい台本?

という疑問にいま、悩んでいます。

台本のスクショ

声優さんにとって演技しやすいテキストでも、
声優さんにとって読みにくい台本だと
シナリオ頑張って書いてる意味ないなぁって


さすがにまだ私自身のボイストレーニングは、
台本に対してどうこう考えられるほどのレベルには
達してないので、どうしようもできないのですが!

(デザイン的に)読みやすい台本と言う部分にも
力をいれたいなぁ。


ちなみに演技レッスンに入りましたが、
「普通の人は、ここつまづくんだよ~」
というようなところが一発で表現出来たりして、
ちょこちょこ褒めてもらえて嬉しいです。

声優の先生とおしゃべりしに行ってるだけじゃなくて、
ちゃんと実践を交えた勉強もしっかりやってますからね!


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