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TORAYA TOKYOで日本酒かき氷

 酒クズアカウントを作り、せっかくだから感想を書き留めるなにかでも残そうか、と思い至り、noteの存在を思い出したので、ぼちぼち書いていこうと思う。

 タイトルが孤独のグルメっぽいなあ、とも思ったけど、あとで検索しやすいのは恐らくこれだと思うので、このままいくことにする。

 行ったのは、TORAYA TOKYOさん。東京駅にある東京ステーションホテルの中にあるホテル。
 ここに辿り着くまでは結構ドキドキする。
 行ったことない人はぜひチャレンジしてほしい。初めて行くときは道順
がわかりにくいため、ステーションホテルの中に入って、受付?の方に「とらやどこですか」と聞こう。
 本当にここ行っていいのか? というちょっとしたホテルを探検したような体験をした先にあるお店です。
トラヤ トウキョウ | 東京ステーションホテル【公式】 (tokyostationhotel.jp)

 さて、ここは一度でいいから行ってみたいなあ、と思っていたお店で、いつチャレンジしても大体満席。行く度に入れないことを残念に思いながら、横のショップでお菓子をひとつ買って帰るのが常だった。
 ただ、美味い。それが美味い。美味いなあ、と思う度に、いつかお茶したいなあ、と思いながらリベンジを誓っていた。

 そんなわけで今回、開店直後に突撃してきた。
 行ったのは6月中旬。案内されて中に入り、メニューを渡される。そこで目に入ったのが、これだ。
【虎屋菓寮】店舗限定メニュー「満寿泉 貴醸酒氷」 販売のお知らせ(2024年) | お知らせ | 株式会社 虎屋 (toraya-group.co.jp)

 日本酒を使った、かき氷。「満寿泉 貴醸酒氷」。
 白い。当たり前だが白い。アルコール度1.2%。正直、大したことはないと思っていた。
 行ったのは午前。10時半くらいだった。
 アルコールか? この時間から? しかも2,000円ぞ? かき氷に2,000円だぞ?
 実はすぐ頭が痛くなる私は、かき氷やガリガリ君の類はあまり得意ではない。でも、このかき氷には満寿泉の貴醸酒が使われているらしい。
 ……頼んだ。しゃあないよね。お酒美味しいもんね。
 かき氷の下にはこし餡だって。こことらやだぜ? 美味いに決まってるじゃん? そう思ったらま、いっか。と思い注文。そしたら注文を取ってくれたお姉さんが「白玉もお付けできますよ」ってナイスな提案をしてくれたので、「2個付けてください」と秒で返事をした。何それ完璧じゃん?

 それから目の前のKITTEをぼんやりを見たり、メニューを眺めたりして。
 目の前に現れたのがこちらです。

白玉は追加したよ。
かき氷さんとKITTEさん。

 もうね、来た瞬間から甘いけどお酒のいーい香りするのよ。
 白玉のビジュがいいのよ。
 お盆が美しいのよ。

 私と一緒に訪れた友人「白と黒のなんか乗ってる!」「白玉優勝じゃない?」と語彙がない感想を言い合い、スプーンを差し入れ、口に運んだ。
 
 ……すげえや。
 甘いんだけど、確かに感じる、いや思ったより感じる日本酒の味。貴醸酒だからかな、存在感が凄い。だけどくどすぎないの。甘さもくどくない。
 かき氷食べ始めた2人、ただただやべえと言いながら食べ進める。語彙はない。
 添えてあるお菓子も、黒い方は黒砂糖の琥珀羹。黒いのに透明で綺麗。白い方は貴醸酒と白餡の羊羹だったらしい。
 だったらしい、と言うのは、「これ黒糖だ! 美味い!」「白い方は白餡だ美味い!」と言いながら食べていたせいですメニューちゃんと読もうね。
 黒い方は琥珀羹と言うだけあって寒天が多め。確かな弾力だけどほろりと切れて、口の中で黒糖ならではの存在感。でも黒糖だけでくどくない。甘いのにかき氷のアクセントになる。
 白い方は柔らかくて、優しい白餡の滑らかさ。
 そして白玉。
 最後まで柔らかく、もっちりとしたいーいもち米使ってますよと言わんばかりの米の甘さ。これ美味かった。白玉美味かった。
 勿体ないからゆっくりと食べ進めていたら、友人が私にねえ、と私に声をかける。
「下のあんこ、やばい」
 やはり失われた語彙力。
 どうやばいのさ、と訊ねる私。(頭が痛くなるのでモリモリ食べられない)すると彼女は言った。
「あんこと日本酒……やばい、血糖値上がる、美味い、これはやばい」
 その「やばい」は美味いにかかるのか、血糖値にかかるのか。
 血糖値が、血糖値が、とブツブツ呟きながら食べていく友人を見ながら、私も一口。
 お酒とあんこって合うよねーーーー!!
 かき氷の水分でさらさらになると思いきやちゃんと固さを保ったあんこは、口の中でちゃんと存在感があって。氷の日本酒と一緒になって美味さ倍増。あんこだけでも美味しいし、当然氷だけでも美味い。
 途中でお口リセットのために黒糖羹食べて別の甘さを感じつつ、日本酒氷に戻る。
 ギリギリまで残していた白玉2つ目を食べて、うめえええと思いつつ、あんこを食べる。
 ぜーんぶ甘いはずなのにそれぞれの味がちゃんと立ってて、全部甘さがくどくない。だからすいすいと食べていける。
 そうしたら、友人がまたもや何か言い始めた。
「ねえ、なくなっちゃうよ……悲しい……」
 お前はパン食べたらなくなったって泣く2歳児か、と突っ込んだ。でも2口くらい食べてはなくなっちゃう……と呟く友人。
 まあでもかき氷だからゆっくり食べすぎても溶けちゃうんだよね。仕方ない。
 美味い美味いと食べ続けて、寒さを感じる前に完食。ごちそうさまでした、をして、それからしばらく美味かった……とあれが美味いこれが美味いと散々感想を二人で言い合ったのでした。

 これ書こうと思ってサイト確認したら、もうすぐ終わっちゃうんだね。
 でも毎年やってるみたいなので、機会があったらまた食べに行きたいと思います。
 白玉はあった方がいいぞ。

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