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有川大神宮と上磯奴

有川大神宮についてもう少し書いときます。
北海道神社協会の神社は道南中心に61社で、有川大神宮はその本拠地でもあります。この協会を代表する神社らしく、有川大神宮の例大祭は道南の神社でも最も遅い10月の半ばすぎに行われ、この地域の年中行事のフィナーレを飾ります。
有川大神宮にはHPはないのですが、instagramをやっているのを発見しましたのでリンクを貼っときます。
https://www.instagram.com/arikawadaijingu/

この有川大神宮の例大祭も調べると面白い。上磯奴という行列が行われています。江戸時代の参勤交代がもとになってます。御神輿を参勤交代の行列に見立てたものらしいです。
 有川大神宮の大神輿は北前船交易で、1853(嘉永6)年に大阪から取り寄せられたもだそうです。武家諸法度によって参勤交代が始まったのが1851(嘉永4)年ですから、大名行列が始まってからすぐに上磯奴が始まったことになります。
 北海道の神社のなかでは、江戸時代に源のある例大祭の行事は珍しく、守ってきた氏子の方々ともども、地域の歴史的な重みを感じさせてくれます。
 写真は北斗市(旧上磯町)で現在行われている上磯奴の様子です。北斗市指定文化財(無形民俗文化財)、北海道遺産にも選ばれてます。
https://haf.jp/kitanotobira/上磯奴(かみいそやっこ)%EF%BC%8F北斗市/

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