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旅はつづく

『オレは迷惑おじさんだったし意気地なしだよ』

旅がもうじき終わる。
ヨウハラシズカにとって第10本目の舞台作品。
作品はヨウハラシズカによる氾濫で占められた
翻訳させて戴くと一人芝居。
脚本演出出演はヨウハラシズカだった。
神戸に住みながら大阪で稽古をする倒錯。
知人の少ない東京で芝居をする意味。
ただワタシはその日に向かって。
意固地に作品を仕上げようと模索した。

東京はlainがいた
渋谷
東京はボクにとっては"まっさらな皿"
ワタシが今までに見た何よりも真っ直ぐな気がした
子供の頃父親に連れられて向かった難波は異様な空気を覚えたな
ソレと同じ風景をワタシは見た
通り過ぎる東京人は同じアイデンティティを備えているようには思わなかった
ただセリフをワタシに通したとき
ワタシは生きていられた

見慣れぬ土地
特別な理由もない
ワタシは彷徨った
アングラと米の食えるほどほどの店とコンセントと異常な熱がボクに不足した
憧れの神保町を探索した
あれ程までに古本屋が並んでいられる奇跡に驚いた。
色々な場所に行きたいとは考えていたが一度に処理するのも勿体無い
ワタシはほどほどで探索を止めた

作品はどうなったのか
わからない
ワタシは裁かれる側で
情報で。
そのもので。

新生館シアターはヨウハラシズカ一人芝居発生の地
皆さん、あの劇場は聖地です。

大体なんとなくですら
3本必要。
コレは一本目

ワタシは総てにおいて
不足

今まで胸のうちに秘めた
大した事ないヤツラを発表
遂にヨウハラは始めた
ヨウハラシズカの芝居を。

誰かがいうならば。
コレがカムパネルラの旗揚げ公演という。
そんなわけない。
コレは4本目です。

経験こそ血肉。
肉を切り血を流し骨を割り。
複雑骨折、内臓破裂の果てに待つ言葉こそ潤いではないか。
潤いを届けるのがヨウハラシズカだよ

ヨウハラシズカは僕ではない
僕はただでヨウハラシズカとは語れない。
相応しい行動であったとき
ヨウハラシズカであり
カムパネルラで居られる
私がえらばない
カレラが選ぶ

遂に自分の舞台で前に立ったからこそ
総ての評価がダイレクトに僕に来る
ヨカッタヨカッタ。

ワタシニトッテノセイカイヲツイキュウスル
それに尽きます

徹底追求の旅が始まりました

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