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剣盾環境から1年、草VMAXを振り返るの巻

こんにちは、カタバミと申します。
今年のハイクラスパック「シャイニスターV」の発売も目前となりいよいよポケモンカード剣盾シーズンの始まりから1年が経とうとしています。新たなポケモンV,VMAXにも慣れてきたとは思いますが、1つの節目として草タイプの愛好家としてみんなの性能ややりたいことを比較していきたいと思います。

草VMAX全員集合!

この1年間で草タイプVMAXは何種類登場したかご存知でしょうか?その数はなんと最多タイの4種類、Eレギュレーションではありますが既に発表済みのフシギバナVMAXを合わせたら5種類となります。これはポケカの草タイプの利点なのですが、草タイプはポケモンのくさタイプとむしタイプを包含するためその母数が多い傾向にあります。(これは他のタイプにもいえるが何故か草タイプは枚数多く出してくれる、とても嬉しい。)枚数が多いことは選択肢が増えて良いことだ!とは思いつつも現環境は鋼タイプも炎タイプも強いらしいのであんまり活躍の機会は少ないらしいですね、ぴえん🥺
今回はスタンダードに焦点を当てたいので軽く触れながら比較考察していきます。今回は縦長の画像使っていくんですけど見辛かったらまた教えてください。

ゴリランダーVMAX

最初に登場したのは剣盾御三家の一角、ムキムキゴリラVMAXです。ムキムキな見た目通りにダイレンダの最大火力は280点とADPをワンパンできたりと草タイプらしからぬパワフルなポケモンです。ただ火力維持のためにボルテージビートのゴリランダーが必須になるため、デッキ内の自由枠が少なくなりデッキの汎用性やメタ張りが難しい印象のあるデッキでした。
総括すると出せる火力は随一だが小回りが効かずシステムポケモンは2進化であるため回れば強いけど再現性に難あり。といった感じです。

バタフリーVMAX

続いて登場したのは1番不遇と名高いバタフリーVMAXです。ですがこの記事を読めばその印象も変わるはず、、ってことでもはないのでごめんなさい。個人的にキョダイマックスすることが発表された時が1番輝いていたんじゃないかと思っています。デザインとかキョダイコワクの技エフェクトはとても好きです。技は1つで中打点どく混乱とメインアタッカーを担う性能はしてるものの、グズマからボスの指令になった事もありほぼ全てのデッキにポケモン入れ替えが採用されてる現状はかなり刺さりづらい追加効果となっています。麻痺ならまだ話は変わった気もする、タチワキシティジムめっちゃ欲しくなる。差別化としては逃げエネ0なことが◎ですが、その分HP300と低めでVMAXだけどワンパンされやすいなのに火力も高いわけではないので、、。一応技が3エネで使えるのでゴリランダーに頼る必要はないのは良い点、合わせるならじゅひょうのめぐみユキノオーとかターボパッチとかかな?現時点でバタフリーを使って闘えるデッキを作ることができていないので今後の状態異常強化に期待したいところですね。

イオルブVMAX

むしタイプから2匹目のVMAXで唯一の特性持ち。この特性が差別化かつ強力なポイントだと思ってます。一見地味にも見えるがVMAXらしい耐久で何回も試行回数を稼ぐことで終盤の巻き返しを狙うタイプのVMAXポケモン。よく見る相方はヤミラミVとかがメジャーだと思います。技は1つですが青天井ですし相手によってはエネを出し渋らせる性能をしているので状況に応じて対応する力はあります。技のエネ要求も草無なので草タイプメインで組む必要のない点で他のVMAXと差別化できていると思いますし今後も使い方次第でかなり化ける性能を持っているのでもう注目ですね。

ダダリンVMAX

現時点での草VMAXでは1番お高い鎖先輩がここで登場です。まぁそれも特別なセットのプロモパックから1/4で出る希少性故なわけですが性能もかなり強く頭一つ抜けて結果を残している印象です。耐久をそれなりに持ち2つの技を持っています。ここまではゴリランダーと同じですが2つの技の噛み合いが採用されやすい要因になります。ブンブンチェーンは草エネの数だけベンチ狙撃、相手のカラマネロやマグカルゴのシステムポケモンやベンチに逃げた手負いのポケモンを自在に刈り取る性能をしていて詰めに非常に便利ですし1エネから使えるのも偉い。ダイアンカーも240とちょうどよく必要な分の高火力を3エネで出せるのでとても強いです。草タイプにボルテージビートがあるおかげで技要求の3エネと4エネの差はかなり大きくモクナシゴリランダーの痒いところに手が届く性能をしています。
現スタンダードで草デッキを使おうとすると一般的な形はモクナシの技でゴリランダーを育成しそこから何やかんやエネ加速して戦う形がテンプレになりつつあるのでそのデッキの第二のアタッカーとして現在進行形で活躍しています。モクナシでは倒せない相手を倒しつつ、ゴリランダーとの相性も◎でかなり万能な印象です。デメリットを挙げるとしたらとても高いこと、私はいまだに手を出せてないので悔しいです。

フシギバナVMAX

お待たせいたしました、今回のバナ活要素になります。フシギバナVMAXに関してはEレギュレーションになりますが一年を待たずしての登場なので一緒に比較していきましょう!
HPはゴリランダー、ダダリンと同一であり火力は両者より少し劣ります。1番の差別化はキョダイブルームによる回復と逃げエネ4つであるためムキムキパッドにも対応できるその耐久力の高さでしょう。ただエネ関連が重いためやはりボルテージビートの助けが欲しく、ボルテージビート型で使うとなるとダダリンVMAXで良くない?ってなりがちなポケモンになってしまうと考えています。正直フシギバナVMAXでデッキを組むときにこれが1番厳しい。(ゴリランダーVMAXでもいえるけど最大火力で差別化出来るかな?)ダダリンVMAXと差別化していくためにその耐久性を高めに高めたデッキを考えているところですがその紹介をするのは次回とさせていただきます。
一応現実的なことを考えなければフォレストストームで能動的に青天井の火力を出せるため、最大火力を考えるとそこでも差別化できますがスタンダードのカードプールで決まることはないでしょう。

VMAXを分類する(11/23追記)

今は基本的にアタッカーとしての役割を考察しているのでそこに重きを置いて考えていきましょう。ここで1番ポイントになると思っている点は必要エネルギーの数3個であるか、4個であるかの違いです。3個であればエネ加速にボルテージビートのゴリランダーを採用しなくてもなんとかなるし、逆に4個の場合はゴリランダーを採用しなければその攻撃性能を存分に活かすことは難しいでしょう。
その観点からバタフリーVMAX、イオルブVMAXはゴリランダー採用しないデッキ作りの方が差別化しやすくデッキ構築することができるでしょう。
一方でゴリランダーVMAX、フシギバナVMAXは手貼り2回+ボルテージビートを要求するため割とちゃんとサポートして欲しいポケモン達です。特にゴリランダーVMAXに関しては随一の火力が出るが3個のエネルギートラッシュを要求され、連発するためにはボルテージビート+手貼りし続けることを要求されるのが辛いところ。3エネトラッシュした返しに2進化ゴリランダーを取られた場合、アタッカーを殴られないので有利になるはずがこちらも攻撃できずに止まってしまうみたいな話になってしまいます。
ダダリンVMAXに関してですが彼も3エネルギー要求で高火力を出せるし無色要求もあるためボルテージビートにそこまで執着しなくてもなんとかなる性能をしている。が、後述してますがゴリランダーを立てる際に1番再現性高くアクセス出来るのがモクナシでありモクナシに出来ないことをダダリンVMAXができる補完の良さなのでダダリンがいるデッキには基本的にボルテージビートがあるのが現状でしょう。

もうちょっとアタッカー性能を比較させてくれ(11/23追記)

上記でボルテージビートが必要なポケモンはゴリランダーVMAX、フシギバナVMAX、ダダリンVMAXだよ!ってとこまでは納得いただけたと思いますが、実際にどの程度ボルテージビートに頼らなくてはいけないのかを実際の対面なんかを含めて考えていきます。
まずはゴリランダーVMAX、最大火力280点必要エネルギー4つデメリットで3エネトラッシュ。火力は高く相手の残りHPに合わせて火力が調節できるメリットはあるものの連発するためにはボルテージビートが必須級であることや、相手の回復やサブアタッカーを挟むことを考えて先に高火力で殴っておきたいことを考えるとゴリランダーへの依存度はかなり高いと思っています。
次にダダリンVMAX、草草無で240ダメージ軒並みのポケモンVをワンパンやザシアンVもげんきのハチマキで抵抗力込みワンパン、ザルードVの100点と合わせてムゲンダイナVMAXをワンパン出来たりとコスパ良く環境に刺さる打点を持っています。ここだけ見るとかなり強いですがデメリット効果として「次の番、このポケモンはダイアンカーが使えない」を持っています。上技のブンブンチェーンもちゃんと強い性能なので居座り性能的には申し分ないですがダイアンカーを連打したい場面では、入れ替え2回を要求される(実際は入れ替え+逃げるためのエネルギー)を要求されます。
最後にフシギバナVMAX、必要エネルギーは草草無無の210点とほか2匹に比べると低火力ではありますがデメリット効果はなく30回復のおまけ付きです。技を使うためのエネルギーは重いものの1度ついてしまえばフシギバナ本体の耐久性能もあってその後のボルテージビートの依存性は3匹の中でも低い方とされます。また210点も高くない火力ですが2パン前提で考えるなら攻撃のしやすさも含めて充分に採用価値のあるもの(ダダリンVMAXとの差別化になる)と思います。具体的にはエール団の応援タオルを使う想定で考えます。

シャイニースターV収録の新カードで相手が無傷の時に使えたら強い性能となっています。ゴリランダーVMAXやダダリンVMAXデッキでは守るより攻めよう!みたいなデッキなので採用されるケース自体が稀だとは思いますが、こと耐久に寄せたいフシギバナVMAXでは生きてきます。仮にキョダイブルーム応援タオルキョダイブルームの順番でも210-50+210=370で全てのポケモンVMAXを倒せますしこちらは110回復出来ますのでかなり強い動きを押し付けることができます。
この3匹を細かく分類すると
爆発力のゴリランダー、器用なダダリン、粘り腰のフシギバナとなっています。

結局今の草デッキって???

VMAXそれぞれの強み弱みは分かりましたが、今の環境やカードプールで1番強く使える子は誰なのかを考えていきます。答えは既に言ったんですけどね。
まず草タイプを使おうとした時に草タイプならこのカードが強いんじゃ!!って人に説明するとしたら挙げたい2大強カードといえばボルテージビートのゴリランダーみつりんめいさいのジュナイパーが真っ先に出てくると思います。ゴリランダーはポケカの歴史振り返っても最強クラスのエネ加速を誇り大体のエネ重いロマンの塊ポケモンに力を貸してくれますし、ジュナイパーも環境デッキのほぼ全てのアタッカーからの攻撃をシャットアウト出来るため詰ませ性能は高いです。またその2枚が2進化であるためデッキの再現性に不安が残りますが、それを解消することのできるモクロー&アローラナッシーも強いです。技での進化なので1ターンかかるもの「確実に」後攻1ターン目に2進化を立てて展開をすることができます。またモクナシがタッグチームポケモンであることもデッキの再現性を高めることに大きく貢献しています。タッグコールというグッズがあるおかげでその1枚から目的の2進化までたどり着くことができ非常に強力です。
というわけで今のスタンダードで草デッキを握ろうとする場合、モクナシゴリランダーかモクナシジュナイパーかを選ぶという2択になりがちですが(あくまで勝利のみを考える場合)今回のテーマはVMAXが活躍するデッキを考えているのでモクナシゴリランダーの相方を探していきます。
はい、既に答えは出てますね。というわけでお金とかを何も考えずにぱっと見で強そうな草デッキというコンセプトで作ったデッキレシピがこちらです。

サンプルデッキ
モクナシゴリリンVMAX

基本的に後攻をとって1ターン目に頑張ってグズマ&ハラに触ってキャプチャーエネルギー、ふうせん、ターフスタジアムを持ってくることでスーパーグロウまでは確定で動けます。サイドに2枚落ちた時のことは考えていませんので悪しからず。1枚落ちても立て直す気力を保つためつりざおを採用。エネもポケモンも切りたくないので博士不採用。GX技を強く使えたら強いのでフェロマッシGX対マッドパーティとかダイアンカーを抵抗力込みで耐えたザシアンVとかを狙いたい。リセスタはサーチできないデッキで必要な時にハンドに持ってる未来が見えなかったので不採用。多分必要なので枠を見つけてください。採用理由はこんな感じです。
基本的に後攻を取りたいので相手の1ターン目で相手のデッキタイプと取りたいサイドゲームプランを考えられると良いと思います。メインアタッカーはモクナシなのかダダリンなのか、GX技はモクナシなのかフェロマッシなのか、ザルードVやクロバットVを出す余裕とベンチスペースはあるのか、等を頭の中で考えつつサイド落ちも合わせて柔軟に頑張ってください。

今回のまとめ

実際にまとめてみると各々の特徴やそのポケモンを活躍させるために何が必要なのかがわかりすごくためになりました。あとモクナシがとても強いなってこともわかりました。ゴリランダーを使う前提なら4エネ起動でもいいじゃんと思っていましたが、実際の立ち回りを意識した時に1番使われているのはダダリンであり彼は3エネ起動なので如何に環境が高速かがわかると思います。このゴリランダーが必要かどうかの視点は次回のnoteでも使う重要なポイントですので覚えておいていただけると嬉しいです。次回はバナ活第5回ということでボリュームアップしてお送りいたします。ではその時までお元気で。
今回も長くお付き合いいただきありがとうございました。お疲れ様でした。

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