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きまぐれテンプテーション 感想

 みなさんこんにちは。今回は、「きまぐれテンプテーション」をプレイした感想を書いていこうと思います。きまぐれテンプテーション、通称「きまテン」は美少女ゲームで、2019年9月27日にシルキーズプラスさんより発売されています。前から気になっていたのでプレイしてみました。
内容にもしっかりと触れていきたいので、この先プレイしてみたい人でネタバレを気にする方は目次などであとがきまで飛んでいただければ幸いです。
前回の記事をご覧にいただけると自分の美少女ゲームに対するスタンスがなんとなくわかるのでそちらもよろしくお願いします。(次の記事に向けて簡単な説明|るーほ (note.com)





きまテンって?

 きまテンは先ほども述べた通り美少女ゲーム(きまぐれテンプテーション (silkysplus.jp))で、ジャンルはアドベンチャーで選択肢によってエンディングが変わるマルチエンドタイプのゲームです(これが後に悲劇を生むことになるのを本人はまだ知らない)。攻略できるヒロインはメインヒロインのみとなっております。物語のあらすじは以下の通りです。

とあるマンションで、四人の住人が全員なくなる事件が起こった。
遺体は、腹を引き裂かれた上に臓器が持ち去られているという不可解極まりない状態で発見された。

マンション内に満ちた濃い瘴気が、事件の背後に霊的ななにかが存在することを匂わせている。

警察の手には余る案件であったため、人ならざるモノを管理し調伏するための機関【陰陽寮】から若き陰陽師【巽 悠久(たつみ はるひさ)】が派遣され、事件の調査に当たることとなった。

とある目的のためにイギリスから海を渡り日本へやってきた悪魔【アンネリーゼ】と共に、マンションでなにが起こったのか、なぜ住人はなくなってしまったのか、その謎を解き明かしていく。

ーーーはずなのだが、夜の眷属であるアンネリーゼは、事件よりも悠久の下半身に興味津々の様子。

アンネリーゼの猛烈なアプローチに、女性経験に乏しい悠久はタジタジ。

果たして悠久は、誘惑を振り切ることができるのか。
それともあっさりと屈してしまうのか。

閉ざされた呪いのマンションで、謎を解き明かしたい陰陽師とイチャイチャしたいだけの悪魔との、奇妙な共同生活が始まる。

イントロダクション | きまぐれテンプテーション (silkysplus.jp)


 あらすじからわかる通り、夜の眷属とのやりとりなので前後すっとばして情事ができますね。これは、必ずするパターンと選択肢によってするかしないかを選ぶパターンがあります。しかしながらそこはマルチエンド、選択肢によってルート分岐が行われているので気軽に選ぶことができないのも要注意です(セーブ&ロードでやり直せる)。とまあそんな具合のゲームとなっております。




プレイした感想(ネタバレあり)

ストーリーについて

 呪いに耐性のある主人公と、悪魔で夜の眷属のヒロインが協力しつつ事件の謎を解明していくものなんですが、まずなくなってしまった住人たちは天使(と名乗っている)となってそれぞれの部屋に存在しています。一応当事者と会話することができるので、それまでの日常と事件当日について話をしていくことになります。なくなってしまったものは何かの拍子に危険をもたらすものに豹変してしまうので、日数をかけて謎を追求していきます。その間にヒロインとの情事(交渉も含めて)があるため物語の初めは気軽に進めていくことができます。
なくなってしまったもの、いうなれば霊的な存在なのでその可能性はあったのですが全く想定外でした。物語の終盤でホラー展開が待ってます。ホラー耐性がない自分にとってはプレイしながら腹痛を起こすしんどい時間帯でした。なんとかそれを乗り切ってエンディングまで見終えました。
 天使たちの正体とすべての謎、アンネリーゼとはそもそもいったい。すべてが繋がったとき高揚しましたね。芳香剤とかなるほどなって思いました。

 内容についてはかなり面白かったです。基本謎を追求していくので先の展開が気になるため集中してプレイしていました。話の展開がスピーディーでだらけることがなかったのも要因ですね。
主人公が思索したり、捜査手帳(事件に関する単語を説明付きでまとめている機能)のおかげで、自分でも考察をしていきながらその物語に一喜一憂できた点はすごくよかったです。ただし、ホラー展開があまりにしんどすぎましたね。ホラーもなんですが、女の子が痛い目に合ってるものが本当にしんどかったです。
ヒロインとのやり取りもキャッチーなものであり、変に笑いを狙ったものでなくあくまで自然なやり取りの中で生まれる要素が、とても心地よかったです。



声優さんってすごいなって

 自分は美少女ゲームをプレイするときは声優さんについての情報などを入れないようにしてます。情事の際に意識がそっちに持っていかれることがあるのでなるべくフラットに聞くためにそうしています。

 メインヒロインのCVを担当されていたのは「歩サラ」さんなんですが、この方は他の配信者さんとコラボしていたりしたため結構知っていたので、そこに関して懸念があったのですが、杞憂でしたね。前述のヒロインとのキャッチーなやり取りは、歩サラさんの演技力あってこそより良いものになっていたと思います。演技というより自然に、本当に自然にやり取りをしているかのように感じました。
情事のシーンに関しても懸念していたものはなく、受け入れることができました。前回の記事で上げていた「恋クマ。」にも出てたんですね。そっちでは一番情事のシーンが好みでした。
 また、登場キャラの一人である「ロウジィ」のCVを担当されていた「くすはらゆい」さんもすごかったです。ロウジィはめちゃくちゃかわいそうな目にあう(暴力的シーン)子なんですが、悲鳴があまりにも迫真でシナリオと相まって逆に聞きたくなかったです笑。耐性がないのもそうなんですが、それほどまでに心に深く刺さる演技でした。

ロウジィ。こんな子がボロボロになるのは耐えられないよ。

 これまでは、美少女ゲームの声優さんはあまり気にしてなかったのですが、この先また新たな作品を購入するときはそういった点も含めて検討したいと思えるような、価値観を変えてくれるそんな声優さんたちの演技でした。




マルチエンドにおける自らの失敗

 今作はマルチエンドであったために、エンドが複数ありました。プレイしていた時は選択肢こそあるもののストーリーは一本道で進むものだとばかり思っていました。そのため、情事をするかしないかもスチル回収のためにセーブ&ロードで回収し、大事な選択肢は物語の不備にならないように己の直感を信じて選択してきました。物語は必ずハッピーエンドになると信じて、、、
するとどうでしょう、すごくきれいにエンディングがまとまったじゃないですか。そうです。一発でTRUEエンドにたどり着きました。たどり着いてしまったのです。ゲームをクリアして、捜査手帳やスチルが全部回収されていないことに気が付きます。そこでマルチエンド方式なのに気が付きました。
本来であれば、周回プレイをして見てないシーンやスチルを回収するのですが、残っているエンドは今見たものより良いものではないこと、そしてもう一度、耐性がないホラー展開を見なければいけないこと。そういったことにより、私はプレイを終えました。せめてたどり着いたのがTRUEエンドでなければ頑張れたのに、、、
 操作手帳やスチルは解放機能があるのでそれで確認はしました。うん、しんどそう。今後のことも考えて耐性づくりをするために、他のエンドも目指すかもしれませんがしばらくは距離を置きたいです笑。




イラストの良さ

 美少女ゲームにおける重要なところってイラストにもあると思うんですよね。スチルだったり、立ち絵、スチルと立ち絵の差、あと個人的には乳首がかなり重要だと思っています。
今回はそもそもイラストがとても綺麗で自分好みだったこと、乳首がポイント高かったことから購入を決めたとこがあるのでかなり良かったです。
ただ、そのおかげでホラーとのギャップもより一層高かったですね。良し悪し。




あとがき

 ということでつらつらと感想を書いてみました。いやほんと、ストーリーもよかったですし、イラストもねよかったんですよ。。。なんか有識者曰くここの会社ではお約束みたいらしいです。先に教えてくれ。。。
マルチエンドがかなり複雑に分岐するみたいなので、本当よく一発でTRUEを引いてしまったなと思います。それだけ感情移入してたみたいですね。まあ今回は良いことだと思っておきます。
 とりあえず、いろんな美少女ゲームに触れてみようのタイミングで一発目にこの作品をプレイできたのは良かったです。気になる方は全年齢版等もありますので。あとつい最近続編のタイトルも発表されたみたいですね。楽しみではありつつ、ホラーと向き合うのかと思うと悩ましいところですね。

 次にプレイする作品は声優さん目当てで買ったもの第一弾となっております。普段だったら購入してない作品ですので、こういったアプローチもプレイする前のワクワク感を高めてくれるのでたまにはいいですね。
では、プレイし終わったらまた書くと思うのでどうぞよしなに。


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