イベント後記
4/16のサンフェス!18のイベントが終わって半月が経った。
この半月間は、イベントの余韻に浸りながら購入させて頂いた同人誌を読んだり、原稿中に摂取できなかった夥しいまでの娯楽の数々をひたすら堪能する日々を送っていた。
漫画を買ったり、写真集買っちゃったり、CD買ったりBlu-ray買ったり、好きなアーティストのライブの配信観たり、温泉に行って共有スペースで3時間くらい寝てたり、街へ出向いて映画観に行ったり、ゴミ屋敷だった部屋の模様替えをしたり…
そういう風に過ごしていれば、自然と今までの生活のリズムを思い出して、自ずと絵を描く気力がモリモリ高まってくるだろうと思っていた。
思っていたが……
まぁ、この通りである。
実を言うと、イベント後ちょっと体調も崩していた。
季節の変わり目でもあるしそこはしょうがないと思うが、そういう不確定要素に振り回される自分を客観視したとき、常に一定のペースで休みなく作品を投稿している人の偉大さというものをこれでもかというくらいに深く深く感じる。
そしてそういう視点でイベントを振り返ると、原稿中に計画性ゼロで無理を通してなんとか本を完成させようとしていた私はどうかしていた。
以下はイベント1ヶ月くらい前の時点での、私が身内用に使っているアカウントのスクショである。
「え!この人普段ダークモードでツイッターしてるんですか!?」と思った人、そこは引っかからなくていい。
漫画とかイラストを少しでも描いたことのある人なら、この破滅的に"終わってる"進捗のヤバさが伝わると思う。もうApple pencilのペン先がボロボロであった。
「そんなに気合い入れてたなら、もっと早く取りかかれば良かったのでは?」と思った人、
…そうだね。うん。
休みの日は、朝起きてから夜寝るまで大体ほぼ全ての時間を原稿に費やしており、生きた心地がしなかったのだが、過去2回原稿を落としていてなおかつ今回は尊敬する作家さんが軒並み参加されるというのだから、私に原稿を落とすという選択肢はもはや無かった。頑張った方だと思う。
実を言うと、今回作った同人誌には『贈り物』というテーマがあったため、それになぞらえて本の他にも色々用意していた。
イベント当日では、直近で内定を取ったフォロワーに内定祝いを差し上げたり、誕生日を迎えた方に差し入れしたり、それなりに贈り物をあげることはできたのだが、なんせ全然足りなかった。
現地で聖地巡りを誘ってくださった方々もいて、その方々に向けて色紙とか用意したろ!とか軽率に思い至ったのがいけなかった。
イベント前日も碌に観光もせんとずっと喫茶店に引きこもって色紙描いてたし、なんならイベント当日のスペース内でも人目を憚らずずっと下を向いて色紙を描いていたのは愚の骨頂と言える。今回の最大の反省点だと思う。当然描ききれなかった。
他の方の頒布物も買いたいものがあったはずなのに申し訳程度のご挨拶と新刊交換のみにとどまってしまったのはひたすらに悔やまれるところだ。何しに会場来たんや…
とまぁ、反省文はこのくらいにしておく。こんなん言い出したらキリがない。
当日、会場内ではこんな阿呆にもちょくちょく声をかけてくださった方もいて、イベントの温かみを感じている。
買った本をその場ですぐ読んで、感想とか小ネタの指摘、創作のお話をして下さった方にはとても有意義な時間を過ごさせて頂いた。改めて感謝の意を表します。
聖地巡礼のあとのお酒の席でも、ユーフォの原作に関するディープな論議やら、趣味に関して色々聞きたいこと話したいことを交流する機会もあった。たいへん光栄で、貴重な体験であった。
コロナ禍のあおりで対面での人との対話が憚られるなか、好きな作家さんと好きな作品について生の交流ができる機会というのは、創作意欲によい刺激を与えてくれる。
今回お会いした方の1人には「ぜひこの次も新しい作品を描いてくださいね」と激励してくださった方もいた。
本当に、その言葉に尽きると思う。
あんまりSNSにも浮上することのできない人間だが、創作活動はどんなに細々としたものでも続けていきたいと思った。
最後までリングに立ってた奴が強いんじゃ!の精神で、引き続き創作を続けていきたいと思う。今回のnoteはその決意表明である。
これからも宜しくお願いします。
以上。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?