アシュラ

備忘録兼随想録です

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最近の記事

大阪の満腹論

この土日、近畿に遊びに来ていた。 ユーフォファンのフォロワー諸兄姉においては京都で3期アニメの先行上映を観に行っている人が多かったが、私は行っていなかった。 というのも、最近入会した坂本真綾のファンクラブイベントがちょうど3/16にぶつかっていたからである。 まぁ最悪アニメの方は放送日になれば観れるし…なんたってファンクラブの方は20周年という節目ですし… 当方、アーティストのライブには近場でやってたり都合が合えば行ったことがあるが、ファンクラブイベントは初めてだったの

    • 京都の満腹論

      昨年末、「京都の食べ歩きを記事にする」と放言したまま年を越し、はや3ヶ月が経とうとしている。「あとで描く」と言っていたイラストも未だ完成していない。私ゃもうダメダメである。 ところで、坂本真綾の刊行しているエッセイに『満腹論』という本がある。 内容は、色んな国や地域の料理が食べられる大都会・東京で生まれ育った坂本真綾が、現地の本物の味、その地域の暮らしに根付いた食文化、さらにはその味が生まれた背景について、知的探究心の赴くまま書き綴っていく、というもの。 土井善晴先生の

      • きまぐれ作業用BGM紹介

        近ごろ、『おげんさんのサブスク堂』がNHKでレギュラー放送している。 当方受信料を払うのが億劫なのと、そもそもTVを見る習慣があまりないので(マツコとかはTVerで観る)、NHKとはサブスク契約をしていないのだが、実家に帰ったら録画したサブスク堂を見せてもらっている。変な関係性だ。 番組内では、"おげんさん"こと星野源と、"豊豊(ホウホウ)さん"こと松重豊が、本当に楽しそうに活き活きと音楽の話をしている。 人が自分の好きなものについて楽しそうに話しているのを聞くのは好き

        • Homecomingsのライブ覚え書き

          本当はツイッターに書き散らす程度で済ますつもりだったのですが、思うところあって、気持ちを整理したうえで、先週のHomecomingsのライブについて忘れないうちに覚え書きを残しておきます。 ────────────────────── まず、前もってお伝えしておく事として、このライブに行く前の私は、1月に発生した能登地震に割とメンタルがやられていて、募金も既に2回したし、献血にも行っていた。 その主な理由が、能登が舞台の漫画、及びアニメ作品の、『君は放課後インソムニア』

        大阪の満腹論

          坂本真綾について語る会

          あけましておめでとうございます(激遅) 昨年、生でご本人を見る機会を得て、それに併せて彼女のエッセイを読み、またフォロワーさんにライブBlu-rayなどを勧められて、という巡り合わせが重なったご縁で、坂本真綾の楽曲をファーストアルバムから順番に聴く、という贅沢な楽しみ方をした。 せっかく聴いたのに何か思うところはないわけ?という疑問は至極真っ当であろうと考え、ここに自分なりの"坂本真綾評"を書こうと思う。 "評"と書くとなんだかエラそうだが、まぁ感想みたいなもんです。

          坂本真綾について語る会

          ユーフォ定演2024.2.3 昼の部感想(イラストつき)

          あらすじ:ユーフォの定期演奏会に行ってきたので、ときどき絵付きで感想を書きます。 ネタバレがあるので、構わない方はそのままどうぞ。 ───────────────────── 【1曲目:オーメンズオブラブ】 開幕テン上げ曲。 アンコン編の映画はもう擦り切れるほど観たが、何回観てもオープニング曲はやっぱり気分が上がる。 しょっぱなから後ろのパーカス組が楽しそうに揺れており、"響けユーフォニアムアンサンブルコンテスト編パーカッションパート愛好の会"会員としては解像度が高くて良

          ユーフォ定演2024.2.3 昼の部感想(イラストつき)

          2023年買って良かったもの8選

          「ほしいものりすと」と言われて最初に連想するのが、"作曲家のリストが干し芋フォームだったときの姿"になるくらいには、欲しいものに長期的な執着がない。 冗談はさておき、長期的な執着がないのは事実で、欲しいものがあって買える値段だったらだいたいその場で買うので、これ欲しいからお金貯める!みたいな計画性がないだけ、とも言える。 そんな自分が、今年買って良かったな、と思ったものを思い出と共にまとめてみようと思う。 なんでこんなんやるの?と言われれば、私が他人の欲しいものリストを

          2023年買って良かったもの8選

          タイマー

          日常でタイマーを使う時ってそこそこあると思う。 しかしそこでiPhone備え付けのタイマー機能を使うのではどうにも味気ない。 近ごろ、11月開催の同人イベントの原稿追い込み作業に追われる後輩をDiscord通話で応援、もとい冷やかしに行くのをよくやっていたのだが、そこでの話題に『ポモドーロ・テクニック』というのがあった。 知ってる人は知ってるかもだが、端的に言えば『25分作業して5分休憩』を繰り返すことで、仕事にメリハリをつけ、生産性を上げる手法のことである。 本人は

          もうすっかり NO PICTURE

          最近絵を描いていないな、と思う。 描いてるじゃん。と思うかもしれないが、以前はツイッターでイラストやら漫画やらを描けば、最終的にそれらをかき集めてまとめたらあとは表と裏の表紙と奥付を作ればそれだけで同人誌ができるようなフォーマットとか、ちゃんとした写植とかをきちんとやった上でイラストをアップしていたので、今の絵は自分の中ではイラスト未満であり、あんまり『創作活動』然としていない。 いまの私のメディア欄を見てみてほしい。写植はおろか線の太さすら毎回バラバラである。ちゃんとし

          もうすっかり NO PICTURE

          中華料理を食べに行こう その③

          こんばんは 最近フォロー頂いた方には、何で絵描きアカウントが急にnoteで1人語り始めたんだ、と思われただろう。 あと『その③』ってなに?とか それについてはもう「発作なんです」としか言いようがない。不快でなければ、お付き合いください。 ─────────────────────── その①とその②がもう6月くらいの話なので、ざっくりおさらいしておくと、 ○京都には京都でのみ育まれた『京風中華』がある ○味は花街の舞妓・芸妓にも食べてもらえるように匂いのきつくない

          中華料理を食べに行こう その③

          Gartic 性癖 Phone

          絵描きの五大栄養素をご存知だろうか。 知らない人もいると思うので、以下に順番に列挙していく。 ①『画風や絵の上手さを褒めてくれる人の言葉』 これは一般的だ。絵描きに限らず大概の生物は褒められて伸びるタイプである。 ②『思ったとおりの線が引けたときの快楽物質』 これもまぁ一般的だと思う。イラストにせよ漫画にせよ、「あっそれっぽい」と出来ばえに感動できた瞬間の気持ちというのは貴重なものだ。 ③『敬意を抱いている絵描きの方が偶発的に自分の好きなジャンル・キャラクター・シ

          Gartic 性癖 Phone

          BCC

          他人から「好きな食べ物は?」と訊かれると、いつも"カレー"と答えている。 その度いつも「ガキっぽ!」とかツッコミを受けていたが、思えば小学校低学年ごろに書いた自己紹介カードみたいなものの『好きな食べ物』欄に"カレー"と回答してから、生まれてこの方この手の質問には常に"カレー"と答え続けているくらいには好きだ。 話は変わって、近ごろ我が家では執拗にバターチキンカレーを作っている。 理由としてはいくつかあるが、最も動機として大きいのは『カレー好きを公言してる割にカレーはあく

          中華料理を食べに行こう その②

          昨日爆睡してしまったので今日続きを書く。 一昨日書いた記事では、高 華吉さんという、現在の京風中華の立役者的な料理人の系譜を継いだ中華料理店をセレクトした。しかしながら、京都には当然あのテの薄味の店以外にも中華料理店は存在する。 なんなら、京風中華の控えめな味を食して蓄積されたフラストレーションをビンビンの激辛中華で発散することを、姜 尚美さんはその著書内で【京都の反動】と呼ぶのだと紹介していた。すな、そんな反動。 本日紹介するのはいわゆるそういうお淑やかな中華とは別軸

          中華料理を食べに行こう その②

          中華料理を食べに行こう その①

          ユーフォで新情報が解禁となった。 おまつりフェスティバルにて発表予定だった情報で、ユーフォラジオの復活に、ムビチケ特典第二弾。なんだあのポーズは。あざとすぎる。 仮にこの発表を現地の会場で聞いていたら、さぞかし冷静さを欠いたリアクションをしていたであろう事は容易に想像がついた。 しかしながら、台風一過。新幹線の運転見合わせを考慮してか、イベントは昼・夜公演共に中止となった。 実を言うと、今回私は人生で初めてのおまつりフェスティバル当選で、しかも昼夜両方受かるというなか

          中華料理を食べに行こう その①

          イベント後記

          4/16のサンフェス!18のイベントが終わって半月が経った。 この半月間は、イベントの余韻に浸りながら購入させて頂いた同人誌を読んだり、原稿中に摂取できなかった夥しいまでの娯楽の数々をひたすら堪能する日々を送っていた。 漫画を買ったり、写真集買っちゃったり、CD買ったりBlu-ray買ったり、好きなアーティストのライブの配信観たり、温泉に行って共有スペースで3時間くらい寝てたり、街へ出向いて映画観に行ったり、ゴミ屋敷だった部屋の模様替えをしたり… そういう風に過ごしてい

          イベント後記

          サブカルめし

          キャラクターが物を食べてるシーンが好きである。 これは、いわゆる『飯漫画』が好きという訳ではなく、あくまで「漫画とかアニメに出てくる食事シーン」が好きという話であり、意味合い的には前者よりもうちょっと広い意味かもしれない。 『ラピュタ』の目玉焼きトーストに始まり、『サマーウォーズ』での家族揃っての食事シーン、『カウボーイビバップ』で肉なし青椒肉絲を作るシーン、『ハイスコアガール』で晶がパンケーキを"モガーッ"と食べてるシーン、『ゴールデン・カムイ』のカワウソの脳みそを食べ

          サブカルめし