イベントめし

2024年4月7日、ユーフォの即売会イベントが京都で開催されていた。

ほんとは開催日当日にnoteでまとめ記事を書き上げようと思っていたのだが、色々あって帰宅してから10時間ほど爆睡していたのと、その後の仕事の関係で執筆(という程のものでもないが)に遅れをきたしていたため、今書くに至る。

まず大前提として述べておきたいのが、恐らくほとんどのイベント参加者、およびユーフォファンにとって、開催日当日が特別な日であったという事だ。

紆余曲折ありながらも、響け!シリーズのアニメ放映開始から丸9年、その節目がこの4月7日であったということ。さらに言えば、そのめでたい日に、その作品の聖地京都での同人イベントの開催。
そして作品のファン諸兄姉が待ちわびたであろうアニメ3期の放送開始日が、たまたま開催日と重なっていたということ。

改めて考えてみても、その偶然に思いを馳せるには十分すぎるほどのハレの日だったと思う。アニメ放映にリアタイ視聴出来なかったのが惜しいところだが、そのへんの事情は後述するとおり、飯食ってたからである。

イベント当日の出来事についてはまぁそれとして色々あったが、今回はそういったイベント会場周辺のグルメに絞って話でもしようと思う。

なんで?と言われれば、まぁ、美味しかったので…

こういう飯テロ記事をド深夜に書くと、読んだ方から「そしょうもじさない」といった熱いエールを頂くのだが、こちらとしてはそれに対して真摯に応え、最高裁まで争う姿勢を見せなければならない。

そういう、毒にも薬にもならないエッセイを目指しています。

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今回のイベントでは、私の頒布物は著しくささやかなものであったわけだが、それというのも、今回のイベントは頒布物以外で色々とやりたい事があった。

例えば、このたびご結婚されたフォロワーの方に祝いの品を贈るであったり、昨年の同じイベントに参加された方で色紙を頼んでくれた方にそれを用意したり。

あとは差し入れとか。

惜しくもタイミングが合わず新刊を買い逃してしまった方もいるのだが、失礼を承知で言うと、私は作品を買うのも好きだが、作家さんと創作についてお話ししたい気持ちも同等にあるので、まぁこちらが贈り物を渡したり買いがけに少し話したりできただけでも、イベント参加の目的のひとつは達成したといえる。

そして今回はその延長で、イベントを通して知り合った数年来の作家さんに、イベント後少しお話しする機会を得た。

私はその日、売り子担当の後輩も連れていたので少しハードル高いか…と思っていたが、有難いことにお相手の方はこちらの誘いを承諾して下さった。

私もこういう事はあまりした事がなかったので少し緊張していたが、何のことはなく、めちゃくちゃ気楽にお話しする事ができた。道中コンビニ限定のペヤングの話とか中華の話とか、大層どうでもいい話をしたが、そういう雑談ができる事自体ありがたいな、と感じた。


話が逸れたので、そろそろ本題に入る。

訪れたのは、イベント会場のみやこめっせからほど近い喫茶店、『喫茶me』。

なんかこの辺にちょっとした喫茶店あるらしいっすよ、と提案してみて行くことになった。
コンセプトは"レトロ喫茶"といった感じなので、どんなもんかな、と思いながら期待半分で入った。

頼んだのはメロンフロートとプリン

逆さまで分かりづらいが、なんとここ、テーブルでインベーダーゲームがプレイできる。

そういうタイプの喫茶店が存在するというのは噂には聞いていたが実在するとは…プレイはしなかったが、雰囲気は十分だった。

そして特筆すべきはその味。
プリンもフロートも、レベルがかなり高いな、と感じるくらいには味がしっかりしており、プリンも昔ながらの固めの食感で、あじついてておいしい。

私はがめついので、向かいの連れが頼んだたまごサンドも頂いたのだが、そのたまごも大変美味しかった。このテの大ぶりのたまごサンドは、京都の喫茶店にはちょくちょく出てくるメニューであるが、その中でもかなり上位に入る美味しさだったと思う。

現場でもつぶやいたが、こういうレトロ喫茶ってガワだけ拘って味は二の次、みたいな偏見があったので(失礼)、より一層驚いた。近くにお越しの際は是非。

お次。

私は京都の中華といえばからしそばを愛好しており、話してみるとそのフォロワーさんは食べた事がないと仰っていたので、じゃあ四条の名店『平安』に行こう、という話になった。

なったのだが、折悪しく開店直後に行ったにも関わらず満席だった。まぁ日曜だしね……

そこから、逆にフォロワーさんが過去よく行っていたという中華料理店に連れて行ってもらうことに。

こちらもみやこめっせからほど近い、『龍門』というお店。

写真はあまり残せていないが、四川麻婆豆腐に豚の唐揚げ、小籠包にピーナッツの甘酢あんかけなど、美味しい料理が目白押しだった。小籠包などはタレが絶妙でいくらでも食べられるな、と舌鼓を打った。

紹興酒をちびちびやりながら、お互いの好きなアニメ作品について語らう時間は至福であった。

興が乗った私は、〆に『激辛豚肉あんかけそば』とかなんとかという意味不明な料理も頼んだ。

やばい

結論から言うと、これは1人で食べるものではない。

私は社畜なので次の日仕事だったわけだが、人生で5本の指に入るくらいには後悔したので、胃腸が万全なときか、みんなでシェアできる状況で食べるのをおすすめする。ていうかフォロワーさんと語らう場で1人でこんなもん食うな、という話である。
ただ味はちゃんと美味しかった。そこは保証しよう。

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以上が、今回のイベントで食した食べ物の全容である。

京都は美味しいもんが沢山ある。

京都に行くたび色んな所を訪れてみて、なんてことのない町中華でも、さびれた小料理屋でも、どこかに光るものはあると確信している。

とりわけ、趣味の合う人と机を挟みながら食べる食事というのは、その味により一層思い入れが根付く。

今後もそういう食事ができたら、と思う。ご馳走様でした。

以上。

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