サブカルめし


キャラクターが物を食べてるシーンが好きである。

これは、いわゆる『飯漫画』が好きという訳ではなく、あくまで「漫画とかアニメに出てくる食事シーン」が好きという話であり、意味合い的には前者よりもうちょっと広い意味かもしれない。


『ラピュタ』の目玉焼きトーストに始まり、『サマーウォーズ』での家族揃っての食事シーン、『カウボーイビバップ』で肉なし青椒肉絲を作るシーン、『ハイスコアガール』で晶がパンケーキを"モガーッ"と食べてるシーン、『ゴールデン・カムイ』のカワウソの脳みそを食べるシーン、『ハイキュー!!』の369話で日向が飯を食うシーン、『ゆるキャン△』のカレーめん、チェンソーマンの……あの…アレ


実写映画でいえば、『グリーンブック』を引き合いに出すと往々にしてトニーとシャーリーがケンタッキーのフライドチキンを食べるシーンが取り沙汰されるが、トニーがハンバーガーの大食い対決で無茶やってたり、ピザ1枚を半分に折りたたんでサンドウィッチみたいにして食べてたりする健啖ぶりも中々の見どころであるように思う。

なんと言えばいいのか…自分が普段過ごしている日常から、ちょっと切り離されたところで行われる食事シーンで、キャラクターの個性が垣間見えるのが好きなのかもしれない。

自分がほぼ行かない・行けない所でのグルメも好きで、旅の情緒や未知との遭遇をフィクションの中に期待している。当然ながら『ダンジョン飯』や『鍋に弾丸を受けながら』も大好きである。




そんなわけで、餃子を作る事にした。



何言ってんだ。と思うかもしれないが、最近たまたま人と会う機会があり、じゃあ餃子作るか、という流れでそうなった。一部の隙もない論理的な帰結だ。


私は前回のnoteで土井善晴先生の哲学を話題に挙げたが、料理における創作性を遺憾なく発揮できるもののひとつに餃子があると思う。
土井先生の主張でいうとそれは味噌汁にあたり、「味噌汁の具は何入れてもいい」みたいな事を繰り返し言っていた。

でもせっかくなら主菜でそれをやりたいので、餃子の中に色々入れてみる事にした。

そこで個人的に好きな漫画に、勘米良優助(かんめらゆうすけ)先生の『夜凪さんのよなよな餃子』という漫画があり、それを参考にした。

たいへん美味しそうに餃子を食べるキャラクターの姿と、アレンジの幅の広さが創作意欲を掻き立てる漫画である。ちなみに2021年に刊行されてから続刊が出ていない。どうか頑張ってほしいと思う。

話が逸れたところで、調理に戻る。

具材は、とにかくみじん切りにすりゃあ何でも餡になるんじゃいの精神。キャベツ・ネギ・ニラ・生姜・しいたけ…

『ぼっち・ざ・ろっく』の曲を流しながらそれらをみじん切りにする。

『何が悪い』の歌詞に出てくる"強く刻んでおこう〜♪"のくだりでは、歌詞通り、強く刻んだ。


また、『違国日記』をリスペクトしてミョウガも入れた。薬味多いな。


更に、醤油・料理酒・鶏ガラスープ・味噌・オイスターソース・ごま油等を適当に入れ、適当に成形する。

作ったのが以下の餃子だ。多いな。

というか、この画像の他にもまだ作っており、大葉を巻いた餃子や、菱形に成形してチーズを挟んだ餃子とかも作った。 成長期?

タレは醤油・お酢・みりん・ラー油のシンプルなもの、ポン酢、玉ねぎ入りポン酢などを用意した。

食べるのに夢中で画像撮るの忘れた。まぁいいか。

ご馳走様でした。


次はピザとか作ってみたいな〜とか漠然と考えている。考えるだけなら自由である。


皆さんも好きな漫画飯とか、漫画再現飯などあればガンガン呟いてもらえたら幸いである。そういうの見るの大好きなので。

以上。

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