運命はこたえない

いつも運命に試されている
いつだってそういう状況を用意してくる

答え合わせはだいぶ経ってからだ
死ぬまでわからないこともあるだろう
検算したらひっくり返ることもある

だから焦ったってしょうがないし
やみくもに突き進むのではなく
一瞬一瞬を濃密に観察して
刹那で判断を下していく

時には鈍感になることも必要かもしれない
新しい一歩を踏み出すために

何のための試練か?
魂を磨くためか?
それさえも運命は問うてくる

そしてこたえない。
翻弄される。

見えない聞こえない触れない味わえない嗅げないものを、
見て聞いて触って味わって嗅ぐ

その過程にこそ意味があるのかも知れない

それもまた、運命はこたえない。

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