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愛されていないと思う心

今私はいい歳のおばさんだが、
ずっと思っている事がある。
それは“私は愛されていないだろう”ということだ。

何をいい歳して中学生みたいな事を。
と思うだろうが、
こんな歳までずっと引きずる感情ってのがあるのだ。

幼い頃からなんとなく受け取ってきた
“いなければよかったのに”という感情。
そんなのをいつも感じていたから、私は愛される存在ではないんだと諦めにも似た感情を持つようになった。

どんなに嬉しい事や楽しい事があったって、
その感情が消える事はなく、ずっと付きまとわれている感じだ。

その感情が離れずに、
恋愛はなかなか上手くできないし、人の輪には滅多に入らないし、関係が壊れる事がまるで分かっているかのように生きてきた。

幸せだったものが無くなったり、
上手くいっていた事がいかなくなったり、
それが当たり前だと思っていたりする。

結婚もしたが、それが愛なのか分からない。
“なぜこの人は私と結婚したのだろうか”
そんな気持ちが常に心の片隅にある。
そして所詮私は1人ぼっちになるんだろうなと漠然とだが思う。

この感情が消える事はないと思うし、消える時があるとしたら寿命が尽きる時かなと思う。

人生の最後に、私は愛されていたんだなぁと思えたとしたら嬉しいんだけど。

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