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IPO準備 AIで効率化、ユニフォース、チャットGPTが回答 キテラ、社内規定作成クラウド 「監査難民」の解消に一役~20230816日経新聞朝刊

記事要旨

2020年設立のスタートアップUniforceは、AIを活用したIPO準備クラウドシステムを提供。上場準備の効率化が課題であり、システムは目標上場時期を設定し、必要なタスクを提示。対話型AIも導入し、労務、法務、ガバナンスの構築、株主管理、エクイティストーリーの作成などに対応。従来のメールやファイル共有にかかる時間を削減。Uniforceは増資で資金調達し、導入企業数の拡大を目指す。キテラ等他のスタートアップも新技術でIPO準備を効率化。監査法人や証券会社の人手不足が課題であり、Uniforceのサービスなどが「IPO監査難民」問題を緩和する可能性。市場活性化にも寄与する。

日経新聞をChat GPTで要約

所感

こういうことやっている会社あるだろうなと思ってはいたのですが、ユニフォースを認識したのは今日の新聞記事においてでした。
昔バックオフィス業務の効率化を図ろうと会計システムの開発をしていた同業者が何組かいましたが、やりきって残ったメインどころはfreeeとマネーフォワードでした。
会計士として独立している私ですが、今までのキャリアにおいてIPOに関連する業務はほとんどやってこず、どちらかというとM&Aに寄ったキャリアを積んできているのですが、それでも今やっている仕事の半分くらいはIPO関連で、IPOに際して会社側に手数が足りないのでそのお手伝いをすることも多くあります。J-SOX対応、経理中心としたバックオフィス業務の効率化等々行いますが、その際に感じるのは、証券会社、監査法人とのコミュニケーションコストの膨大さです。
同じ資料を何か所にも提出する必要があり、さらに各所から各々指摘が来て修正対応する必要があります。慣れている人にはなんてことない作業だがいきなり来る膨大な仕事、しかも書面上だけでは済まない実質的に会社の体制を整えていかなければならない、しかも短期間で(ひぃーーー)。という状況なので、タスク管理をしてくれて、ちょっとしたことにこたえてくれる対話型AIを備え、メールやファイル共有の時間を削減してもらえるこのシステムの使い勝手がよければより多くの企業に導入されて、iいストレスが軽減されることを祈るばかりです。
先日の監査AIの記事でも書いたが、やはり付加価値を上げられる部分に時間を割いていきたいです。こんなの誰がやっても一緒だろと思えてしまう仕事は少しでも減らしていきたい(実際にはそこで差別化することも可能かもしれませんが💦)。会計士の働き方として今後もこういったサービスには注目していきたいです。

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