見出し画像

作業着のサイズ

作業着のサイズについて。最近この会社の広告が上がってきます。

作業着、着たことありますか?私は前職でかなり着ていました。結構おもしろいコンセプトだとは思うんですが、作業着は作業着の色と形であることがかなり「客に信頼感を与える」大切なポイントなので、スーツ風であることにはあまり意味がない気がします。作業着を着るのって、「作業着を着る属性の人間ですよ」というアピールなわけです。建築・建設系の者ですよー、公務員ですよー、とかそんなかんじですね。作業着なのに、スカートがある意味もさっぱりわからんよね。作業するようなところで足出したらあかんで。(この商品のターゲットとしては普段作業着を着ている層ではなく、普段スーツを着ているが窮屈さを感じている層でしょうね。なのでこの批判は的外れでしょう。)

女性の作業着って、サイズとか形がめっちゃおかしいんですよ。特にボトムス。お尻周りがかなりゆったりだけど、ウエストがめちゃめちゃ細いんです。こちらある女性用作業着のサイズ。

画像1

こちらユニクロのセットアップのボトムのサイズ

画像2

作業服の方の股上のサイズがないんですけど、女性用作業着は腰で履くタイプは殆どありません。だいたいがちょうどウエストがおへそのあたりまで来る股上深いタイプです。数字を比較するとわかると思うんですが、作業着のほうがヒップサイズに対するウエストサイズがいわゆる’くびれすぎ’なんですよね。だから、ヒップに合わせるとウエスト苦しい、ウエストに合わせるとダボッダボ。しかも結構きつめのゴムが入っていることが多いので(何故か女性用だけゴム入り)サイズの記載より苦しいんですよね。

背が高ければ、男性用を買ってしまうのも手なのかもしれませんが、私は背が低いので、国外での野外活動時はもう登山用を使ってました。明らかに登山用のほうが楽…。でも価格が作業着ボトムスの2倍、もしくは3倍します。登山用は着心地も機能的にもすごく良いんですけど、ちょっと、ヘビーユーズにはもったいない…。

ちなみに最初の会社の女性用ボトムスサイズはこれ

画像3

股上は深めでサイズはやや細めかなと思います。この会社の股上深め設定は流行に応じたものな気がするので、最初のメーカーとは違います。このサイズ展開は現実的かなあ、と思います。めちゃ高いけど。作業着としては到底手が出ない。登山用のほうがまだ安いし機能的にも優れてるかなあ。逆に登山用メーカーがこういった類の客先の前に出られる野外着を出したら買ってしまうかもしれない…。モンベルさんお願いします。スーツに見える登山着…。需要なさそう。

作業するとき位、楽なものを着させてもらいたいものです。選択肢も以前よりは増えたようにも見えますが、サイズ展開はどれもほぼ一緒なので、結局選べないも同然です。農業用はなかなか良さそうなものも出ているのですがデザイン的に客の前には出れないので選べません。その点、外業用の作業着はまだまだですね。選択肢が少ないというのは不自由です。

一見小さなことのようですが、女性が男性優位の職場にいることで突っかかることってこんな感じでいっぱいあって、ちょっと進むとちょっとコケる、ちょっと進むとちょっとコケるって感じで、男性には認識できないであろう面倒くささがあるなあと思っています。

それではまた

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?