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眼科に【円錐角膜矯正外来】が開設されました!

春日部、ひいては埼玉の皆さん、
遂に春日部中央総合病院で新しい外来が始まります。
その名も…

『円錐角膜矯正外来』

円錐角膜(えんすいかくまく)というのは、以下の図のように正常者の角膜は綺麗な楕円形ですが、円錐角膜では角膜が下方に変形している状態です。このため、見ている物がぶれて見えてしまう病気です。

円錐角膜の状態

この病気の90%は、ハードコンタクトレンズで視力矯正が可能であり、また、ハードコンタクトレンズで押さえつける事により、病気の進行も抑制する事ができます。
 

埼玉県には対応可能な眼科施設が少ない

今まで、この円錐角膜のハードコンタクトレンズの矯正を手掛ける眼科施設は、春日部を始め、埼玉には殆どありませんでした。少なくとも越谷~春日部周辺にはありません。川越の埼玉医科大学まで行けば、実施しているようですが。
 
理由は色々あります。
何よりも嫌な話になりますが…お金になりにくいからです。
なぜならば、円錐角膜患者のハードコンタクトレンズ矯正は、患者一人合わせるので、最低でも40分はかかります。しかも、診察代金は、通常の患者様と同じであり、ハードコンタクトレンズの値段が、少し特殊なため、1枚3万円近くなりますが、それが病院に入る訳ではありません。ですから、積極的に、この治療をしようという医療機関は、この地域には少ない実情です。
 
しかし、春日部中央総合病院眼科医師である私(多田)は、この窮状を何とかしたいと考えておりました。

病院にとって大きな利益を生み出さない治療方法になりますが、だからと言って円錐角膜患者が見捨てられてよいという事にはなりません。

今まで円錐角膜と診断されても

視力向上が望めなかった患者様に

ぜひとも来て頂き

見える喜びを味わってほしい


と思っております。


この治療を眼科で行う事を許可してくださったイムスグループ、春日部中央総合病院の事務長、院長、課長様、外来スタッフに重ねてお礼申し上げます。

春日部中央総合病院 眼科医師 多田


▼円錐角膜矯正外来についての詳細はHPをご覧ください▼
春日部中央総合病院 眼科ページ
https://ims.gr.jp/ims_kasukabe/department/dept11.html