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春日、仕事やめるってよ。

これは私の気持ちの備忘録であり、プライベートなお話になるので、興味ない人はまわれ右してくださいね。

というわけで表題の通りです。正確には辞めました。先週に。
業種職種は伏せますが、要するにIT関係のお仕事を十年ほどしてました。その前の仕事もIT関係なんで、私はずっとこういう畑にいるんです。

◆退職がちらついた瞬間。

ぶっちゃけ、あ、ここにはもう私の居場所がないかもしれない、と悟ってしまったからですね。私、小学生のときから、集団無視キメられたトラウマもあって、自分と接するときの相手の空気の変化っていうか、そういう態度の変化にとても敏感なんです。(良い変化も、悪い変化もね)
必要のない人間になるのは嫌だったし、このまま足手まといになるのは避けたい、それがきっかけでした。
本当はね、定年までここにいようと思ってました。十年間、辞めたいなんて思ったことなんて一度もなかった。つらい仕事は山ほどありました。達成できない悔しさを何度も味わいました。褒められたことは、あったかなぁ?なかったかもなぁ?
けど、働いている人たちみんなのことが好きでした。それがこの会社に残っていた一番の理由だったのかもしれません。人間関係さえうまくいっていれば、ずっとその場に居続けることができる。私はきっとそういうタイプの情に脆いタイプなんでしょうね。

あと最近は、自分を見つめなおす機会が多くて(創作に携わるようになって、自分が楽しめること、面白いこと、好きなことを模索することが多くなったからかな)
組織に属したらちゃんと仕事は遂行したいマンの私は、努力が報われない場所に惰性で働き続けることに堪え性がないのだ、と改めて知りました。
IT業界って情報の流れがものすごく速くて、取り残されたらもう先頭集団に追いつくことは難しい。今まで、何人もの人間を振り落としてきた自負がある自分としては、ああ、いよいよ自分が振り落とされる番が来たのかもしれない、とも思いました。
最先端に立つには年齢的に辛くなってきて、あと私には叶えたい、人生を賭けた最後の夢がある。もう環境を整えるチャンスは今しかないと決断したのでした。

◆就職活動って大変だなぁ

ぶっちゃけ辞めるのは簡単なんです。ただ、働かずして収入は得られないので、次の収入源を探さないといけない。これが非常にしんどいわけです。もしかすると世の中、次を探さないといけなくて辞めれないという人が多いかもしれない。
けど私は脳内でシミュレーションしたわけです。「辞めさせてください」って告げた後で「いやいや困るよ」って言われた場合に「はぁ、そうですよね。困りますよね。じゃあ残ります」って私の性格で断念してしまいかねない(意思が弱いな)

最終的には某転職サイトに登録して、プレミアムスカウトメールをくださった企業様のところにお世話になるんですが、いやあ転職活動、がんばりましたよ。ここでの苦労は本当にただの愚痴でしかないので割愛しますが、とにかくコーディネーター様に紹介してもらった企業でも平気で落ちまくるんですよね。通算25社くらい落ちてますからね、わたし。年齢かなー。年齢だろうなー。
もともと某Rで派遣社員やってたので、転職サイトの仕組みは理解してましてね、手足がそろってて、人間ならOKみたいなスカウトメールは星の数ほど届くんですが、この中に希望職種のある企業様はほとんどないので、募集要項から応募するしかなくて、先方からは貴方は条件に合いませんと断られて、面接までこぎつけない。悲しいけどこれデフォルトなのよ。
とはいえ、まだ私は恵まれていたほうです。スカウトメールの上位版であるプレミアムメールを数社から頂けたので(これは企業から、この人にはうちに来て欲しい!と期待する相手に対してメールを送る仕組みで、かなり脈アリなんです)
某サイトは技術職系の求人には強いんですよね。私の今までの経験とスキルを見つけてくれた企業様には感謝しかありません。ありがてぇ。

でも、ふと思ったんですが求人は本当にたくさんあるんですよ。世の中。だから、私がもし20代前半なら、なんでも選び放題だったのかなって。私も興味あること、面白そうって思うこと、なんでも挑戦してみればよかったなぁ。いや、今の世の中だから、できるのかな。昔より学歴もこだわらない企業様増えてきたし、未経験を歓迎する仕事もいっぱいあるし、好きな仕事選んでいいって、素敵だなって思います。

◆最後の日は泣かないはずだったのに。

で、最後の日。泣かないはずだったんですけど、最後に、部署のみんなから寄せ書きもらって、プレゼント頂いてしまったら、普段も死ぬほど忙しいのに、1人抜けて迷惑かけちゃって、ごめんなさいって気持ちで胸がいっぱいになってしまいましたね。
あと後輩や部下に「春日さんから、たくさんのことを教えてもらいました。ありがとうございます」って口々に言われたら、ああ、少しは自分でもお役に立てたのかなって。自分が楽しければいいってスタンスで働いているので、感謝されることなんてあまり考えてなかったからね。
思えば、十年ってあっという間だったけど、これから働こうって考えたらそこそこ長いよね。そう考えたら、よく頑張ったのでは?わたし。

仕事も楽しくて人間関係もよくて、って人は世の中では少ないと思う。みんな、何かしら我慢して働いてるんだと思う。それなら私は恵まれてた。我慢して働いているなんて思わなかったから。けど、やめるってなってから、いろんな人と前職場の話をすると「えっ、それはひどいね」とか「文句言わなかったの、それ」みたいなことがいくつかあってwwwどうやら洗脳されてたみたいですwww
きっと楽天的でスーパーポジティブな私の性格のせいかも。なんとなく気持ちの持ちようで、苦しい局面も切り抜けてしまえる性格なんだろうなぁ。

◆新しい職場と創作活動

で、新しい職場は人事担当様が「早く一緒にお仕事したいですね!」って熱いラブコールくださるほどに、熱烈歓迎されております。嬉しいねぇ。ありがたいねぇ。
仕事の内容は大きく変わらないんだけど、新しく組織を作り上げていくっていう過程の、いわばオープニングスタッフみたいな位置づけなので、私自身もわくわくしてます。
あと何より「残業?何それおいしいの?」って会社なのがいい!長くいることよりも、就業時間内で成果を求めてくれる会社が何より一番働きやすい。
これなら、きっと創作時間を捻出できるはず。以前の会社では家に帰ってくるのが23時とか珍しくなかったのでね……原稿やったら、何時に寝るの…?
今後も創作は両立していきますよ。まぁ、これはいわばライフワークなのでね。

最後に、今の自分の環境に不満がある人は変えちゃえばいいんじゃない?飛び出してみたっていいんじゃない?って、私は思います。そんな簡単に言うなって思うかもしれないけど、気軽に言いますよ。そりゃ、タイミングが悪かった、とか、前のほうがマシだった、とか、もちろん後悔することもあり得る話だけれど、それでもそのまま歩いて行けばその分岐のどこかには、必ず、楽しいことも、面白いこともある。これはすぐじゃないかもしれないけど、絶対にあるのよ、間違いない。けど、何もしないでいたら、今がずっと続いていくだけ、なのよね。
私が今まで生きてきて『人生、なんとかなるもんだなぁ』って思ったことは、三回あります。一度目は父親のせいで自宅が差し押さえられたとき(笑)<私が二十歳の頃の話、あと二度目は離婚したとき、そして三度目が今です。だってまぁまぁな高齢のくせに転職活動しようと思うなんて、無謀でしょ。どうやら、私はそこそこ波乱万丈な人生のようですね(苦笑)いや、楽しんでるけども。

今年はとても楽しかった。去年より楽しかった。
きっと2021年は、新しい職場ということもあって、今年よりも楽しくなると思います。へへへ、楽しみだな。

そして、最後まで読んでくれたあなた。私には、あなたみたいな人がいてくれるから、生きてていいんだなって感じるし、何があっても人の繋がりがあるから、幸せだなって思うんですよ。いつもお付き合いありがとうね。これからも、どうぞよしなに。

今後、noteは創作に関係ないことのほうが多くなります。来年からは作品に関することはpixivFANBOXを開設して、そっちに書いていこうと思っています。少々変わり者の(そこ、頷くなよ)、中の人のことが知りたい人(いる?)は、今まで通り、ここnoteでお会いしましょうね。ではでは。

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