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花ひろしさま。 いつも有料部分を愛読いただき、ありがとうございます。 本当は別に誰に読まれても恥ずかしくない小説仕立てにしているのですが この時代。なんでも規制がかかったり、本人の意図としていない形で解釈されるのをさせて有料にしている部分が春日華子の日記シリーズにはあります。 しっかり読んでいただけることはこの上ない励みになります。 本当にありがとうございます。 華子
夫を失ったとき、4日間寝なかった。眠れなかった。 何をしているかもわかってなかったけど あれこれ口出しする母が嫌で仕方なかったことをおぼえている。 だから泣かなかったのかもしれない。 本当に突然、何か起きたときは脳と心が一つにならないだからだろうか? どうやって立っていたのかすら覚えていない。 でも泣かなかった。 東京の彼との終わりも泣かなかった。 彼の場合は終わりが分かっていたから。 泣くほどの価値がある別れではなく終わり。 夫とはわけのわからないお別れ。 すべ