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「限界独身団塊ジュニア男性ライターが上昇婚をめざします!」

気がつくとなぜか海でおぼれかけていた。水しぶきが頬を打ち、息が詰まるような圧迫感が身体を覆った。
混乱の中、周りを見回すと、遠くには幸せそうなカップルや家族が船上で楽しそうに談笑している姿が見えた。
絶望の中で、私は必死に手を振りながら、「助けてくれー!俺はここにいるぞー!」と叫び続けた。
しかし、船は無情にも次第に遠ざかり、最終的には姿を消していった。
目の前が真っ暗になり、気がつくと見慣れた自宅の天井があった。

「夢か・・・」
安堵すると同時に、嫌な予感がしたのでマッチングアプリの画面を開いた。
昨日、アプリでマッチし有楽町の横丁で1次会、2次会と終電まで一緒に過ごして意気投合した40代の女性のアイコンが跡形もなく消えていた。あらためて、現実の残酷さに打ち砕かれた。
しかし、私はあきらめない。
このnoteは、人生を変えることを決意したある団塊ジュニア男性の婚活記録である。


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