ゴーヤの種から学ぶこと。

亡くなった父は、仕事をしながら趣味で家庭菜園をやっており、毎年夏になると、ゴーヤが食べきれないほど鈴なりに。

食べきれないものだから、中には収穫できず、完熟してしまいハジけてしまうものがありました。

ギョッとしたのが、中の種の色です。

完熟したゴーヤ

このように、真っ赤な果肉に包まれた種が出てきます。

毒々しい色と、本体の苦味から食べるなんて想像もしませんでしたが、美味しいからと父に勧められて食べたら、まあなんと!

甘くてジューシーなトロッとしたゼリー状の果肉が種の周りを纏い、それはそれは高級なフルーツのような味わいです。

これを食べたくて、わざと完熟するまで採らずおいておく人もいるぐらいだそう。

種の保存の法則は大したもので。

このまま完熟し地面に落ちても、地中に埋まるまで赤い果肉が、種を乾燥から守ります。

鳥も喜んでついばみ、色んなところへ運ぶでしょう。

人も同じで、身も心もしんどいことがあった時、カラカラにならずに、自分自身が甘くて優しい赤い果肉に包まれている時期である、というイメージで生きていきたいなと思います。

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