ゴーヤの種から学ぶこと。
亡くなった父は、仕事をしながら趣味で家庭菜園をやっており、毎年夏になると、ゴーヤが食べきれないほど鈴なりに。
食べきれないものだから、中には収穫できず、完熟してしまいハジけてしまうものがありました。
ギョッとしたのが、中の種の色です。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/136246680/picture_pc_61604dc85f68093084dc7613a1d52b80.png?width=800)
このように、真っ赤な果肉に包まれた種が出てきます。
毒々しい色と、本体の苦味から食べるなんて想像もしませんでしたが、美味しいからと父に勧められて食べたら、まあなんと!
甘くてジューシーなトロッとしたゼリー状の果肉が種の周りを纏い、それはそれは高級なフルーツのような味わいです。
これを食べたくて、わざと完熟するまで採らずおいておく人もいるぐらいだそう。
種の保存の法則は大したもので。
このまま完熟し地面に落ちても、地中に埋まるまで赤い果肉が、種を乾燥から守ります。
鳥も喜んでついばみ、色んなところへ運ぶでしょう。
人も同じで、身も心もしんどいことがあった時、カラカラにならずに、自分自身が甘くて優しい赤い果肉に包まれている時期である、というイメージで生きていきたいなと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?