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今宵、私と布団を並べて、豪快な寝息を立てている男こそ、我が親友、我が竹包の友である。 幼馴染であったけれども、高校進学において離れ離れになってしまった。 それまで、どんなクラス分けになっても、常に徒党を組んでいたわけだ。 お互いのことで、知らぬことは無かった。家族構成、好いている女子、敵対関係、父親の仕事、成績表の中身、そして体の隅々に至るまで…
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