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FIREは金額よりも、人間関係とマインド。

私自身、至らない面もたくさんありますが、私の独身時代に、さまざまな方と呑んで語らってみたり、さまざまな立場の人生の先輩から伺った話を預かっていたりするのです。
その中には、実際に起業してお店を経営したことのある方の話もあったりします。

なので、まだお若い方にお伝えしたいなぁと思ったのは、FIREへの憧れと資産形成のつもりで行う借金に関しては、今よりももっと慎重に検討しようということです。
私は、「起業をするときには、まずは0円で出来ることをしよう」ということを、起業の先輩から教わりました。
0円で起業出来るという話は、当時の高校生だか大学生だかくらいの年の私にとってびっくりする話でしたし、そんな上手くいくのか疑問でした。
実際、その方は、亡くなったお兄さんが支援してくれてお店を作った方だったりします。

FIREについての資産形成で、先に必要な金額を計算しようとなさる方は多いようですが、お金というのは、その時の物価もありますし、人間関係によっては、定価で買うことになることもあれば、プレゼントされることもあるのです。
究極を申せば、お金とは、でっかい大根とれて食べきれないからあげるとか、みかんたくさんとれたからあげるねって人間関係のことです。
ご飯の人間関係は、育てることができれば、衣食住の人間関係へと発展していきます。
すると、住む場所の代金はかなり変動することもあり得るのです。

なので、安易に借金を重ねることは、避けてほしいかなと思います。
好きなことをして生きることと、借金を重ねることは、別だからです。
そして、安易な借金は、FIREの理想から遠ざける要因になりかねないのです。
現金で返済を迫ることとなる借金は、お金に縛られる原因となりかねません。
ただ、借金をうまく使うことが出来れば、自分の現在の実力以上のお金を扱うこともできます。

多くの人にとっては、借金は仕事や収入に縛られる始まりとなります。
「いきなり飲食店経営はあまりオススメ出来ない」と、カフェを経営していた先輩から言われたこともあります。「カフェはイマドキ儲からない」と言われたんです。
実際、勝ち組のカフェのチェーン店は決まってしまっていますし、いくらお店の立地が大都会でも経営は厳しいというのも伝わります。
マスターの人柄で売れる時代でもない面もあるのも確かなのです。
ただ、やっぱり最後はマスターの人柄もあります。
お友達だから訪ねるってあるのです。

お友達だからnoteの記事を読むってのも、ありますからね。

FIREって、マインドのところも大きいし、人間関係のあり方なんです。
人間関係がギクシャクしたまま、正規の定価でお金使ってサービス買おうとすればするほど、お金をたくさん使う傾向はあります。

FIREを定価で達成しようと考えると、何億円も何兆円もお金があっても、足りなくなりかねません。
そんなものは、1代の人生では成り立たないです。子孫へ相続を繰り返して、資産を代替わりしつつ育ててやっと実現するかしないかって話になってしまいます。
それでも、100年も経てば、たいていの会社の仕組みは上手くいかない面も出てしまいます。
手入れをして、その時の経営者が頭をひねって考えてやっと時代に合う仕組みとなるという一面もあるのです。
何億円も稼ぐのは、並大抵ではなく、大変なのです。まず、サラリーマンの立場では難しいことなので、経営者としての才覚も求められます。そして、経営は収入がマイナスであることもあり得る世界なのです。
本当にやりたいことを仕事にしたいのであれば、経営の世界へ踏み出すことは、ものすごくオススメ出来る部分があるのですが(自分が好きな仕事を作れますからね)ただ稼げる金額を追い求めるのであれば、必ずしも経営である必要もないことも事実で、金額を求めるよりも、物欲の根源を見つめて、金額の見直しを考えることも必要なことなのです。

やってみたいということをやることのほうが大切なことなのです。
そこにお金を使うほうがいいんです。
そのために、より良い人間関係を育てて保つことです。
すると、お互いに余ったものだったりムリのない範囲で、助け合うことも出来るんじゃないでしょうか。
そうやって、つながることで、スケールメリットが生まれだします。
人間関係の幅が増えれば増えていくほど、たくさんの人が配る時間やモノが増えていけるので、物量が生まれていき、やがてはその物量で押すことで、びっくりするほどの値段の安さへとつながることもあるのです。
FIREのヒントも、その点にあります。
オーダーメイドは、いつも高いのです。
大量生産は安くなるのです。

サポート代は、わたしの子供たちの育児費用等に使われます。