りゅうちぇるさんが死んだ原因の因果関係について。

りゅうちぇるさんのご冥福をお祈りしますと、ともに、先に述べておくのは、見えている情報からの因果関係についての考察であって、それ以上でもそれ以下でもないです。

彼の死因の一つと言われるネットでの誹謗中傷ですが……。
これ、元々、どういう経緯で人がそこまでの悪い関心を寄せるまでになったのかの説明をしておくことにしようかな……と。

実は、りゅうちぇるさんが死ぬレベルまで叩かれるようになった大元と思われる原因は、りゅうちぇるさんがまだペコちゃんと結婚してうまくやっていけていた頃のことです。
りゅうちぇるさんが、VERYという女性向け雑誌の子育て相談コーナーのお仕事を引き受けていて、そのお悩み相談コーナー内で名回答を連発していたことが原因の源なんですよね。
りゅうちぇるさんが優しすぎて、相談者に寄り添いすぎた回答を連発するがゆえに、相談者や公開された回答に共感した人々が褒めて、その回答をSNSでシェアしまくってしまったわけです。
するとですね、今度は自分自身の言葉が持つ力に縛られてしまったのです。
自分で「良き父親とか良き親とはこうあるべき」というハードルを上げまくってしまったわけです。
それでも、ペコちゃんと協力して子育て出来てる頃までは、だれもなにも言い返せませんでした。
しかし、離婚を発表してからは、「あの頃の相談回答では、あんな良いこと言っていたのに、結局自分ではできないのね」という人が続出してしまいました。
ひとりひとりの意識は、いわば、りゅうちぇるさんに、ツッコミを入れるくらいの気持ちでしかなかったのです。でも、数が多すぎましたし、次第にヒートアップしてしまいました。正直、りゅうちぇるさんのファッションセンスにまでケチをつけるのは言い過ぎです。
お悩み相談の怖いところなのですが……人の人生って、本来、自分で自分のことを決めなきゃいけないのに、お悩み相談することで、相談を引き受けてくれた人のせいにしだす人って、必ずいるんですよね……。
そして、公開でのお悩み相談の怖いところって、非公開だったら入ってこないはずの、お悩み相談を眺めてる第三者という存在がいてることなんですね。そして、名回答を出せば出すほど、それを見た人々がSNSや口コミで、「素晴らしいお悩み相談回答者」として拡散されてしまう。それが仕事だとしたら、お客様が増えていいと思われそうですが、必ずしもいいことばかりでもないのですね。期待を高めすぎると、今度は多くのものを求められすぎてしまいますから。

ただ、大多数の人は、誰それって無関心な態度でしたし、もっと言えば、手のひら返されてからだって、りゅうちぇるさんのことをずっと褒めたりする人もいてたとは思います。それでも、しんどくなってしまった。
そして、ふっときてしまったのだろうなと。

まぁ、よく、公開でのお悩み相談の回答において、相談者に寄り添わない回答をしてくる人いてますよね……あれ、なんでなのって、公開されてるからなんです。「そのときの世の中の常識的な内容から見て、相談者の立場が良くないケース」で特に起こりやすいことですが、「公開相談の場で寄り添いすぎると、今度は回答者が叩かれかねないことをよく知ってる回答者」は、そこのリスクを危惧した回答をしてしまいがちなのです。それが、相談したのにお前まで叩くのかよ的なことが起きる原因です。
寄り添いすぎても、寄り添わなすぎても、良くないので、距離感が難しいのです。

占いが非公開で謎になりがちなのも、実際のところは、ほとんどお悩み相談だからなんですよね。
だから、表にできるのは、エンタメ的な演出されたところだけなのですが、それこそが占い関係ない人々の誤解を招いてしまいます。

まぁ、だから公開お悩み相談コーナーって、限りなく実際の占いの姿に近いのだけども、それが本質的には占いだって気づかれていないことも含めて、占いとはなんぞやということの一般的な人との認識のズレというのは、前提条件のズレという意味で、しんどいものがあります。わかってくれない人は永遠にわかってくれないので、なかなかしんどいです。

つまり、りゅうちぇるさんの苦しみの中のうちの誹謗中傷の原因って、実はプロ占い師だったら、みんな通る種類のしんどさだったのです。裏掲示板やらSNSやらレビューやらで色々言われることの苦しさね。

ただ、りゅうちぇるさんの場合は、そこにトランスジェンダーの悩みも相まっての話だったかもしれませんが……。
トランスジェンダーという状態についても、上の視点的には、一応は理由はあって、あまりにも女性的あるいは、あまりにも男性的すぎる状態って、実際生きる上では、副作用も起きやすい状態なのですよね。
その偏りを少しでも和らげるために、あえて逆転した身体の状態で生きてみることもあるのです。つまり、男性的な視点を得るために手っ取り早いのが男性の身体で生きてみることって話なのです。そのぐらい、りゅうちぇるさんの状態は女性的すぎたとも言えるのです。だから「女性なのになんで男性として生きていかなきゃいけないのだろう」という悩みが生まれてしまう。実際、本人的には困ったことかもしれませんが、転生においては、何度でも男性役をやるハメになるかとは思われますね……。男性的な視点を得て、ちんちんついてる身体に慣れてしまうまで、わりとずっと男性をやることになるというのは、実は前世で私も通ってきた道でもあります。男性のときの前世譚って基本的に、ほとんど戦話ばかりで残り少ない戦話じゃない方の男性の前世譚は宗教譚や政治譚など、これはこれで話しにくい内容なので、色んな意味であまり言いたくないだけです。って、話ズレてきましたので戻しますね。

今生きるうえで、トランスジェンダーの人が、性転換する努力をして生きてみるのも、実際、それはそれで自由なんですよね。身体を変えるのは痛みも伴うね、とか、それはそれで学びがあるということです。なので、必ずしも生まれてきたときの身体にこだわる必要もないです。
「生まれてきた身体にこだわる必要があるとき」って、昔のように、性転換手術の技術すらない世界観で生きるハメになる等、さまざまな理由で、「そもそも変えられないし、発想もしないという状態になる」からです。
世の中には、「変えられるし、発想もあるからこその悩み」というのを体験するために、「まずは、それって変えられるよ」と知る一面もあります。
そのささやきに乗ってみたら、どうなるのかを含めて、己の身体で知ることでしか納得できないことって、たくさんあるのです。

一度痛い目を味わうと、もう二度と同じ道に歩まないように考えるようにもできていたりもしますからね。
それで、たくさん積み上げていく。
無限に続くだけです。
納得しきって、もう生まれなくてもいいと思える日まで、ずっと続くだけですから。

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