ダンスの基礎練習課題曲として、ちょうど良いのは、ジンギスカンの「哀愁のピストレーロ」と平成期に流行った、パラパラ。

ドイツの音楽グループのジンギスカンのナンバーというと、「ジンギスカン」か「目指せモスクワ」しかないんかなと思われるくらい知名度に差があるような気がするのではあるのですが……。
そんで、相当昔の曲になっちゃうんですけど……。
「哀愁のピストレーロ」という楽曲があるんですよね。

これ。

ダンスの振り付けを見てもらえるとありがたいんですが、これ、ものすごく基礎的なステップの構成なんですよ。
当時の音響技術の状況下で歌いながら踊れるような振り付けにすると、こうなるというだけの話でもあるけども(この楽曲が出来た当時の音響技術では、耳に直接取り付けて使うイヤーモニターが無くて、歌手の足元に転がしと呼ばれるスピーカーをおいて、転がしの音を聞きながら歌っていたので、歌手は派手な動きがあまりできない)
この当時だからこそ出来た、ダンスの基礎練習用の課題曲としては、ちょうどいいという、なんか奇跡みたいなナンバーなんですよね。

哀愁のピストレーロの場合、手元の動きがほとんどないので、足のステップの習得に集中しやすい振り付けになってるんです。

手の動きと足の動き、両方同時にやってねと言われたら、出来ない子っていますのでね……。

で、手元の振り付けだけに集中して出来る踊りも、もちろんあるんですよ。
それが、平成期に流行ったパラパラ。
そのパラパラの代表曲、NIGHT OF FIREの振り付けは、ダンス初心者向けですね。

これ、足元のステップがほぼないくらい単純で、手元の動きもめちゃくちゃ単純だが映えるんですよね。
この振り付けを考えた人はすごいですわ。
ほんまに誰でも踊れる振り付けを究極まで突き詰めたらパラパラに行き着きますね。

最近の流行りの曲でみんな踊ってるやろと言われそうなんですが、あれね……。簡単そうな振り付けに見えて、みんなけっこう複雑な振り付けにしがちなんだよ……。
だから、流行関係なく、基礎練習に向く振り付けのダンスナンバーと言われると、こうなっちゃうんよなぁ……。

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