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亀の歩み稽古日記~まわりの空気も一緒に動いている ~卵~

「まわりの空気も一緒に動いているのを感じて。腕が動くと腕や胸のまわりの空気も動き、それがまた腕や手首や指に伝わり、まわりにも伝わっていく。
よく言っているけど、“虚のカラダ・実のカラダ” 」

例えば手首を柔らかく動かしたいなら、手首を頑張って柔らくしようとするのではなく、まわりの空気に伝わる響きを微細に感じていくこと。それが手首に伝わるから柔らかくなる。気持ちも柔らかく、全体で柔らかく。

◆回転の動き、その変容

小さな回転、大きな回転、回転が空へと抜ける、光を浴びる、皮膚感覚現れる、触れて触れられて。

これらの変容の時に大事なこととは?

「徐々にグレデーションで変容するのではなく、ぽん、と新たに生まれるように変容すること。ぽん、とまるで卵が生まれるように。。そこには飛躍がある。全く違う世界、全く違ったカラダになる。」

ところで、師がしみじみ云った。
「… 手は手術前の外科医、足はひづめのようだったのになぁ。。」私の事である。ちょっと独特の表現だが、要するにカチコチに固く、えらく不自由そうだったということ。…その辛い時期の長かったこと…ありがとうございます、師。ため息つきながらも、怒りながらも根気強くつき合ってくれたなぁ。…付き合うしかなかった師。踊れないのに稽古にずっと来る私でしたからね。

しみじみくるな…

ところで、その時期をどうやって、いつ抜けたのだろう?記憶がはっきりしない。

ぽん、と新たに生まれるように変わったのだろうか。…卵が生まれるみたいに?
変容する時には飛躍があるということなのか。

ジャンプする。ジャンプの準備がされていた?
生まれる準備が。。🥚

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