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亀の歩み稽古日記 ~私が踊るというよりエネルギーが踊りだす~

◆ 動きを新鮮に感じる為に

「 たとえ同じ動きであっても、いつも新鮮に感じる為に大切なことは?」

それは 「抜ける」ということ。色んな角度 & 言い回しから繰り返し「抜ける」説明をされているが、今回は動きを新鮮に感じる為に大事なこと、という切り口だった。

基礎練習の時に、重さ軽さのエネルギーを通す稽古をしている。カラダを通って大地へ、又天へと抜ける。等身大のカラダを抜けて広がる世界へ。そこは運動を生み出す創造の源。。そこで新たな 「出会い」を果たし、新たな息吹となってまたカラダに戻ってくる。それを繰り返す。

「抜ける」から新たな出会いがあり新鮮に感じることができる。連なる運動から自由になって。

常にその感覚があると踊りが変わってくる。

動きだけ、運動だけにならないように気をつけて。
「運動は気持ち良いけど、また逆に運動に縛られてもいるから」

「私が踊るというより、エネルギーが踊りだすという感じ」

◆回転の動き

両手の中に透明な球体があって、その球の周りを回転しながら触れる。大切な何か、まるで魂のようなものを包むような。10本の指は 「求め合って」いる。…柔らかく回転する為には、手首、肩、胸も柔らかく。

もうひとつは、両腕を広げた、大きな回転。カラダごと球体になって、月の光のように周りを照らしていく。三日月になった気分?!で。

その大きな回転が上へと抜ける。
空に開放されるのだ。そして洗練を受けるように光を浴びていく。(後ろ重心にならないよう注意!)

光を浴びる…それは皮膚で感じていくということ。
皮膚の感覚があらわれる。触れる触れられる。

さらに離れていた手と手が出会うと、中和される。

触れる触れられるというのは、「愛の原初的行為」と。なんと…。胸の奥のほうから触れ、胸の奥のほうまで触れられる。。

これらの動きを自由に組み合わせて踊る稽古だ。

不思議な感覚。自由に水で動く時とまた違う。少しの決まりの中での自由。「回転」という形と共に、回転の感情が込み上げてくる気がした。

地球も星ぼしも銀河も皆、回転している、、何かあるんだろうな。普遍的な何かが。

難しいのだけれど、最初の言葉にあるように 「エネルギーが踊り出してくる」と、回転の情動、その変容がキラキラと舞い始める。それらと共にあり体験している感じがする。なんて素晴らしい体験だろうと思った。

踊っている実感を、見つめていきたい。

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