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亀の歩み稽古日記~ 水・Body as Water~
水の動きは、普段の動かし方と発露が違う。胴体を通って手や足が動き、それぞれがバラバラに動くのではなく、連なって動く。股関節を柔らかく。。
「足は何本ありますか?
足は一本です。もしくは無数にある。二本だと思うから二本で動こうとしてしまう。手も無数にあると思って。空間全体が手なの」
へぇ。。。由良部さんは動きながら説明してくれる。ふむふむ。
そして胴体と手足を繋げる為には、どうしても情動というか、、思いも流れ出さないと、固くなってしまう。
その為には、、
「喉、声帯を柔らかくする必要がある。声は感情や思考と深く結びついているからね。そうすると表情も柔らかくなる。声と踊りは別ではない。本来は外側に響かせる声を、内側に響かせていく。思考、イメージ、感情、全てが溶け込んで、喉元からカラダの中心を通って、全体に広がっていく。カラダ全体が声に満ち、まるでカラダが歌っているように。。」
頭上に光を集めて、濃縮した光の蜜が、頭のてっぺんから入ってくるのを感じる稽古。顔…、目、鼻、頬、口の中、舌、喉…光の蜜が全てを柔らかくしていく。更に“声帯”を通って胴体から全体へ、声となって広がっていく。カラダ全体が舌となり、声を味わうかのようだ…
柔らかく柔らかく、信じられないほど柔らかくなるカラダ、がそこにある。
どうしても勝手に動きだそうとするカラダとの対話を重ねて。
動きの発露を見つめる。何度も何度も。
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