森雅貴さんのレクチャー


事故で30分遅れて、森さんのお話を聞く。この間、図書館のデンマーク本、アマゾンの本(自分担当の一冊ほか)など、かなり読んで、あまり根本的な情報がない(自分の問題意識に応えるようなという意味でかもしれない)と思う中、森さんのレクチャーは中身があって、何も知らない人にはとても勉強になると思います。

でも私の場合は、結構、この間、本を読んできたので、自分の根本的な問いには答えがないと感じてしまう。

その国の文化とその国の教育って、絶対結びついてるはずで、北欧の文化がいまだに自分にはよくわからない、ピンと来ないっていうのが、自分の根幹にあるのかもしれない。

北欧の福祉は酷い優生主義と裏腹だったんじゃないかって。

もっと言えば、北欧の幸福より、南欧のわい雑さの方が好きみたいな。退屈な幸福より人間的な方がいいみたいな。そもそも文学や芸術が好きな人だから、そうなのかもしれない。

でも、フランスも1年いて、そこまで好きな国ではないと思ってしまった私は、もう完全に国を失ったディアスポラだと思う。

だから、北欧に魅せられた人たちから今回、しっかり学びたいと思う。

北欧のもう一つのイメージ。東京芸大に北欧チームが大地の芸術祭のリサーチに来ていた。アートがどう福祉に役立つかのリサーチだと聞いたとき、何か違うと根本的に思った。日本もアートを経済の道具にしているから、頭にきていたけど、まだその方がましかもと思った。

私は、SDGsや環境やら、マイノリティや障害者の権利から、北欧型の平等主義と福祉の必要性を、とくにアフターコロナに向かって感じる。

エストニアについても、シンガポールみたいな管理国家ではなくて、市民たちのための電子政府なんだということを学びつつある。

ネオリベラリズムと新しい民主主義の動きの表裏一体的状況で、今回かかわっているグループに公務員の人が多いことにびっくりしながら、少しでも、思考を前に進めていきたいと思います。

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