ひねり揚げはセブンがコンビニ界トップ

セブンのプライベートブランドで出してるひねり揚げはローソン、ファミマを抑えて一番美味いと思ってる。というのもサクサクした食感と塩っけのバランスが他2社より数段高いレベルにあるから。なぜか美味い。ローソンとファミマはサクサクしてるけど口の中で噛むときに固く感じて、1袋食べた時は口の中が痛くなってる。調子が悪い時は、口内炎にもなった。一方でセブンは不快な思いもせず一袋食べられる。塩っけも濃すぎず薄すぎずで老若男女が楽しめそうな味。他2社の塩はうーん。まあまあかな。さらに内容量もセブンは10gくらい多い気がする。じゃあセブンのひねり揚げを買おう!と終わってしまうのはもったいない。今回はセブンのひねり揚げが美味しい理由まで考察したうえで、読者の皆様には各社のひねり揚げを食べ比べてほしい。僕の伝えたいことがより伝わると思う。

ぼんち株式会社が生産者

各社の生産会社を見てみるとぼんち株式会社(以下、ぼんち)の記載がある。つまり、ぼんちに生産を委託していると推測できる。他の言い方だとOEMという。お菓子1つに生産拠点を持つのはコスパ悪いから他社にお金払って生産してもらうシステム。スズキのハスラーとマツダのフレアクロスオーバーが見た目同じ理論と同じ。これはマツダがスズキに委託してる。話を戻すと、3社ともにぼんちに委託してるってことを言いたい。そして同じ会社に委託してるなら同じ味になるのでは?と疑問に思って食べ比べたわけ。なのに味が異なる。馬鹿舌でも分かるくらい違う。
考えられる理由は2つあって、1つ目は調味料と材料。ひねり揚げの主な調味料は塩とコショウ。この2つのクオリティで最終的な味が決まると言っても過言でない。てことはセブンの塩コショウは他社と比べて美味しいことになる。それはなぜか?スケールメリットだと思う。セブンの売上は約4兆円(店舗数2万超)でファミマ約2兆(店舗数1万6千)、ローソン1兆強(1万5千弱)だから単純にセブン>ファミマ+ローソンになる。同じ製品を作るときもセブンは他2社より美味しい、高価な材料を使えるってこと。例えばセブンはGABANを使えて他はSB とすると、流石にGABANの方が美味しい。セブンは岩塩を使えて、他はスーパーで買える1kgの塩を使うなら流石に勝てない。ここまで極端ではないにしろ、少しの材料の差が積み重なって最終的な差に反映されていると思う。ただ、ぼんち(ぼんち揚げを作ってる会社)が作ってるだけあるから全部美味しい。ローソン、ファミマも80点は取れる。でもセブンは100点に近い。
2つ目は内外装と量、1本の大きさ、b品率。要するにセブンはパッケージと内容量が優れているっぽい。単純に外装を比較してもセブンは他より美味しく見える。袋も大きくてケチケチしてないし、量も多くて腹持ちも負けてない。なのに1本は大きくてボリューミー。他は一口に収まるのに、セブンは口を大きく開けないと食べきれない。これが食欲をそそるのよ。内装の銀色も一番迫力がある気がする。そしてb品率。洋服の世界だと輸送されてきた服が店舗に届いたときにほつれやキズ、直せない点があるとb品として扱われる。もちろん工場生産の不良品もb品と言われるらしい。もっと簡単なイメージではアウトレット品のこと。物自体の性能は同じだけど前述の点でマイナスとなり、販売金額を下げざるを得ないもののこと(店舗で売りに出せないもの)をb品と言う。この率がセブンはかなり低い。体感値は1-2本程度かっぱえびせんみたいなヒョロヒョロ本が出てくるだけ。何度も悪いけど、他は5本くらい入ってる。しかもセブンはサクサクしてるのに、他は固い。正直、美味しくないレベルで質が落ちる。でもセブンは悪くないレベルの食感と味だった。
今まで挙げた理由を踏まえると、セブンのひねり揚げを選ばない理由はないと思う。もちろんひねり揚げ専門で作ってる業者には負けるかもしれないけど、120円程度で買えるひねり揚げでは日本トップクラスだと思う。
是非、コンビニに立ち寄った時はひねり揚げを手にとって晩酌のお供にしてほしい。せっかくこんなにも美味しく食べ物が日本中で買えるのに、買わないなんてもったない。

美味しく物を提供するはコンビニビジネスの核


セブンの1店舗あたりの売上は他2社を圧倒してた。素直にすごいし、コンビニの核である「美味しいものを提供する」を第一にしている企業だから売れており、値上げしてもお客さんがついている、かさ増しなどの苦情があれどセブンの食材に皆が信頼を置いているんだと思う。ファミマのように器用貧乏は強みが分からなくて人は選びにくいし、ローソンのように奇をてらったことをするのも一時的な集客には繫がるけどセブンを差し置いて定期的に出向くかと言われれば首を縦に触れない。やっぱり本業を磨き続けて他社を圧倒することがビジネスで抜けるには必要だと学びを得ました。
コンビニを呼ぶときにセブン→ローソン→ファミマと読んでたけど、今の売上や店舗数に合わせるならセブン→ファミマ→ローソンなんだと思った。セブンはおにぎりや弁当、惣菜全般が美味しい。ファミマはパンとファミチキがいい。ローソンはデザートと期間限定の増量。単純なイメージを使用頻度に反映させてもセブン→ファミマ→ローソンとなる。核の強みが企業の強みになるって、このことなんだと思う。

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