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老後の余暇について考える~庭を慈しむ#春の姫ウコギ

心を満たす庭

庭に出るだけで、心が安らぐ。
私の庭は、思い出付きです。
老後に向けて思い出をセッセと貯めていこう!

毎年咲く姫ウコギもその一つ。

思い出すだけで心が満たされる
私は母方の祖父母の家。

春になると私は祖父母の家で
生垣のウコギを摘んだ。
母が「わぁ!嬉しい!」と、
夕食にお浸しを作る。
母が喜ぶ姿、少しほろ苦いウコギのお浸し。

なので、家を建てる時、
ウコギを生垣にしたいと苗を取り寄せた。
正確にはヒメウコギというらしい。
小さなヒメウコギはあっという間に繁殖した。
毎年ヒメウコギの新芽を合図に庭が春めいてくる。

ヒメウコギについて

収穫

3月の終わりになると小さな新芽が次々と出てくる。
トゲがあるので、根本から注意して摘む。

暖かい日にウコギを摘む。
ウコギの新芽は、艶々した黄緑色。
竹のザルにドンドンウコギが山盛りになっていく。

摘み取ったウコギは、根本の堅い部分をとって、洗う。
時間がとてもかかるので、オーディオブックを聞きながら、大好きな野球を見ながらの作業。

”明るい陽射しの中でゆっくりと流れる時間”というナレーションが流れる。
”人生の楽園”の番組に出演している気分だ。
たまらなく幸せになる。

捨てる部分

栄養価

ヒメウコギは、伝統的な薬用植物。
ビタミンAビタミンCカルシウムが豊富に含まれており、サポニン類やクロロゲン酸、ルチンなどの抗酸化成分も含まれている。
これらの成分は、悪玉コレステロールの低下、血糖値の上昇抑制、中性脂肪の低下などに効果がある。

”春”を楽しむ山菜。だけではなく、薬用植物。というのであれば、積極的に食べてよし!
という事で、益々、ウコギ摘みが楽しくなる。

食べ方

熱湯でサッと茹で、水にさらす。

山盛りだったウコギの緑が濃くなる。
ギュッと水気を絞ってから、ウコギご飯やお浸しにする。
私は、炊き立てご飯に茹でたウコギと塩やゴマを入れて混ぜてつくるウコギご飯が一番好き。
ウコギのお浸しは懐かしい味。

山菜好きの女性に毎年ウコギをお裾分け。
彼女は、ウコギの天ぷら押し。
天ぷらは苦手。
油がもったいないし、処理も嫌い。
油汚れの掃除が面倒。

だけど、天ぷら鍋を変えたら苦手じゃなくなった。

少量の油しか使わないし、揚げ物を少量で簡単にやめれる。
なので、今年は、ちょこちょこ、ウコギの天ぷらを作っている。

食べきれない分は、冷凍保存。

ウコギはあっという間に成長して、
若葉の艶々が消えていく。
それと入れ替わるかの様に花は咲き、
枯れた芝生も青々としてくる。
やっぱり春は楽しい。


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