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相談4:お母さんはやっぱり子どもたちを分かっていたね

娘ふたりについて知りたいです。

このたびは、ご連絡をいただきましてありがとうございました。また、大変お待たせをして申し訳ありませんでした。

世の中はどんどん変化していきますが、ご家族の皆さまはお変わりありませんか。
私がお伝えするメッセージが少しでもお役に立てればうれしく思います。

まずは、次女さんからお伝えをさせてください。月が自由と好奇心の星ですから、縛られると居心地の悪いのびのびな子ども時代を過ごしたい人ではないかと思います。
お母さまがきちんとちゃんとなタイプ月ですので、お家を整えたくてもなかなか整えさせてくれない大変な赤ちゃんだったのではないでしょうか。

また、ことばが好きでお話大好きですので、お母さんとお話をするのが大好きな子かもしれないですね。
気持ちが移ろいやすく飽きっぽく見えますが、自由を愛する人なので、気がむくことにその時々熱中できることが幸せなのでしょう。

コツコツとやる面白みのない練習や修行にはイマイチやる意味が感じられず辛いでしょう。
学校は、先生から言われたこと与えられたことに従っている人が評価されがちですね。学びにもいろいろな形があるので次女さんがダメではないのだけど、葛藤がある学校生活になりやすい人でしょう。

発想が独特で豊かな企画力がありますから、学校生活では授業に縛られない部分で楽しみを見出せると楽しく過ごせそうです。
お母さんは勉強させるというよりもクイズでたくさん勉強のやりがい楽しさを感じさせてあげるのが合っていると思われます。

知的な好奇心をワクワクさせることができれば楽しく過ごせる人です。恋人にするタイプの人も軽快で知的な人かもしれませんね?

自分が実際の存在を確かに感じられる物を大切にする人です。そのため、「あなたはあなたで私は私」とお互いを割り切って捉えることが得意な方だと思います。お母さまも同じでしょうからこの部分は共感できるかもしれませんね。

こだわりのあった物を勝手に変えたり捨てたりされることはかなりダメージが大きいので、散らかしているようでこだわりがあったりすると…ますますお片付けが進まないかもしれません。

また責任感の強い人です。この責任感は、頼まれごとのような表面的なことでなくて周囲の気持ちをおもんぱかって、その気持ちに応えたいという責任感です。
頑固な部分もあるでしょうが素直な人なので、誰かのアドバイスに一度従って行動を決めたりした際には「違うかもしれないな?」と思ってもそのまま辞められないで苦しむことがあるかもしれません。

リラックスできる環境をつくってあげて、背中に触れたり手を撫でたり、おいしいものやあたたかいものを食べたり飲んだりというようなことで落ち込んだ気持ちは回復されるでしょう。
このとき、はげましてあげるお母さんが一緒に不安になったり悲しんでいたりすると敏感に察してしまいます。どっしりと構えているのが良いと思います。
今の困った状況に共感して、一緒に対策を考えているその時間が癒しになるのがお母さんと次女さんの関係です。

人付き合いに苦手意識を持ちやすいところが現れるかもしれません。でも人付き合いができない性格です、というのでは決してありません。
相手と自分との間でどういうふうにバランスをとって自分のことを表現したらいいのかがわからず悩むことがある、ということです。

周りに合わせすぎて振り回されてしまうとか、反対に人付き合いをやめて逃げてしまうなど。
でもそれを時間をかけて克服できれば、人と人とをつなぐ立場の人としてみんなに求められ、生きていかれると思います。

つづいて、長女さんも。
長女さんは小さい頃はお母さんから見て感覚が似ているので共感しやすい子どもだったでしょう。段々と、細かいところに目が向く同士なのでイラつくようになっていくかもしれません。
お互いがそれぞれに好きなことをやっている間は穏やかな関係でいられますが、お互いの欠点を指摘し合うような関係になるととても息苦しいですね。

お母さんがまずご自身のしたいことに思い切って取り組むのがおすすめです。お互いに気になる点ができてもあまり干渉し合わないことが、仲良くいられる秘訣でしょう。

長女さんは、自分なりにできることだけにコツコツと努力して行く人かと思われます。言い方を変えると、無理だと感じたことには手を出さないでしょうか。
そのため、できない子を馬鹿にしたりもしないし、できる子を見て影響されたりもあまりしません。あくまでいつでも自分の軸で物事をとらえようとします。

お世話を焼かれるよりも、自分でしなさいと任され放っておくほうが自立する人です。お母さんの背中を見せるような育て方、お母さんの生き方や充実した人生を見せることが長女さんにとっての学びにつながるでしょう。

自分の感性でおもしろいと思うことにグングンすすんでいく人でしょう。実際に役立てようとすることはちょっと苦手なのですが、吸収していくことにいつでも前向きです。
ポジティブで人のいいところに注目できる人ですし、卑怯なことが嫌いで正々堂々としていますから、お友達との関係は良いのではないでしょうか。

自分なりに学ぶ人なので、授業ありきの学校の仕組みは物足りないかもしれません。辞書の引き方を教えたり図鑑を与えてあげたりすることから、自ら知識を身につけて行くことの方が性に合っているようです。

長女さん、学校では「天然キャラ」思われていませんか?
他人の感情にうといので、ちょっとピンボケしたことを言ってユーモアに受け取られているかもしれませんよ。

チャレンジ能力が高い人ですから、お母さんから見ていて心配をするよりも伸びしろのある人です。一歩引いたところからおおらかに見守ってあげてみてください。

フォーマルでクラシックなことに触れているのが喜びになるタイプの人で、どちらかというと、趣味でも仕事をするときに役立つかどうか?に視点が行きがちです。
恋愛するタイプもかっちりした職業についているような人を好きになりやすいようです。ロマンチックな雰囲気はちょっと苦手かも?

おおらかな視点と知性で生きる人でしょう。理想を叶えるためには地道に努力して計画して進んでいることが最後は近道になるんだよ、ということを教えてあげるのがいいでしょう。
どうしたいのか、というゴールを一緒に確認して、道筋ができさえすれば進んでいけると思いますので、そこからは見守ってあげてください。

元々ポジティブで楽観的な人ですが、人の期待に応えたい人だし、人からの信頼を裏切りたくない人ですから、これらが叶わなかった時には傷ついてしまうでしょう。

同情されているなと感じると、逆に持ち前のポジティブさで相手を励まし返してしまい、無理して元気なふりをしてしまいます。
お母さんから見て傷ついているな、と感じた時にはにっこりしてただそばにいてあげるのが力になると思います。
がんばって、というストレートなことばもポジティブさで受け止められる人でしょう。

お母さんから見たときには何をそんなに悲しんでるのか?と思うようなことに傷ついたりしているかもしれません。
お母さんから見た現状の悪くないポイントを伝えてあげられることで新しい考え方を見つけられることもありそうです。

目立つことに苦手意識や抵抗感を持ちやすいと見えます。人に認められたいという気持ちはどんな人にも合って当然なのですが、それを自分で否定してしまいがちです。
これを乗り越えられれば、周りの人を明るく照らす人になりますし、意外な形で年齢を重ねた先に人前に立つような機会が待っているかもしれません。

こうして合わせてみていると、妹らしい妹とお姉さんらしいお姉さんというタイプのふたりに見えてとても微笑ましかったです。
少し気になるとしたら、こうしたお姉さんらしいタイプの方が、意外に自分が困っていたりつまづいていたりすることをうまく隠してしまっている場合があることです。
無意識に気がついていなかったり目を向けていなかったりするかもしれません。

今回のご連絡したことが当たっているかどうか…でも、お母さんから見たお嬢さんたちに少し違う風を吹かせられていたらいいなと思います。

追記
この文章へのお返事に「子どもをわかってあげられているのか不安だった」「自分がイメージしていた子どもたちへの印象が合っていたことが分かってよかった」「母親として自信が持てた」とおっしゃっていただいたのがとてもうれしかったご相談でした。

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