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「コメ」をたくさん食べるところでは「新型コロナ」感染率が低い〜渡辺昌教授らが論文

 コメの消費量が多い国では新型コロナ感染者が少ない、という統計的解析結果をまとめた論文が発表されました。小麦の消費量が多い国では逆に感染者が多いということです。

コメを主食とする日本で感染率が低く死亡者も少ない謎を解くきっかけになりそうです。

 論文は渡辺昌・東京農大客員教授(元国立がんセンター研究所疫学部長)と飯沼一元・ライステック社長(工学博士)によるものです。米国のオンライン出版の研究誌Scholarly Journal of Food and Nutritionに6月25日掲載されました。

 渡辺教授らはコメ消費量と新型コロナ感染者数の相関を5大陸を含む主要19カ国について統計解析しました。

 横軸に国民1人当たりコメ消費量(kg)、縦軸に人口百万人当たりの新型コロナ感染者数をとったグラフをみると、決定係数0.592という負の相関関係にあることが見て取れます。

 横軸を小麦消費量に置き換えて分析すると、下のグラフにように消費量が多いほど感染者も多いという正の相関関係(決定係数0.49)ということがわかります。

 発表した論文の成果を踏まえ、渡辺教授らは「米食者は腸内細菌がよく、免疫機能が高くなり、感染を抑制しているのではないか」とみて、今後のウイルス感染対策として特に玄米食や米ぬかの利用、全粒粉の普及など食生活の工夫や、農業政策にも目を配っていくことが望まれると指摘しています。

 「キス」をする習慣(欧米)や「マスク」をする習慣(アジア)などを加味(補正)して計算すると、よりハッキリとした相関関係が浮かび上がってくるということです。


 

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経済ジャーナリスト 日本記者クラブ会員 ウォーターサイドラボラトリー代表社員 早稲田大学政治経済学部政治学科卒、日本経済新聞社でシンガポール、大分、千葉の各支局長及び編集委員、日経グローカル研究員など。国際開発高等教育機構リーダーシップアカデミー修了 広島県尾道市出身

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