2022/02/11 絶対音感と聴覚過敏の境界線

皆さんは絶対音感をご存知ですか?

簡単に言うと、音がドレミで聴こえてくるようになること。
メリットとしては、耳コピができるようになったり、楽器弾く人であればフレーズを耳で覚えるのが早かったり…色々です。

精度も様々で、一音鳴らされて正解できるレベルから、歩くチューナーレベル、オーケストラの演奏きいて頭の中にスコアが出来上がるレベルなどがあります。

固定ド派、移動ド派とありますが、固定ド派を絶対音感、移動ド派を相対音感と呼ぶことが多いように思います。

私の場合は頭の中にスイッチが存在します。
スイッチを切り替えるとあらゆる音が固定ドのドレミで聴こえてきます。キーボードカチカチ鳴らす音、皿洗いの音とか…もう全部です。
和音に関しては、3つくらいなら当てることができます。
一音だと歩くチューナーレベルになりますが、少々古く、440Hzです。

そのスイッチが鈍くなると、あらゆる音をドレミで拾ってきてしまう厄介なものになってしまうのです。

小さな音でも音の種類、音色やトーン、強弱…
音に関するあらゆるものを拾ってしまうのです。
不安が強いと特に、です。

生活してて、雑音であふれていると、イライラしてきてしまう。

ライブ行って、アーティストが音程ズレても“???”となってしまう。

カラオケは原キーでないと許せない、というか別の曲になる。

そんな私の耳の唯一の居場所がオーケストラ。
自分の音を聞き、他人の音を聞き…
譜面読まなくても耳コピでどうにかなるから、譜読み工程の練習量が少なくて済む。

この超敏感な耳が音を拾いすぎているから不安障害治らないのでは?
ふとそう思いました。
耳栓あまり好きではないのですが…私の求めるイヤーマフがみつかっていないので…しばらくは耳栓でどうにか頑張ってみようと思います。

アマチュアで楽器を弾くために生きているようなものですから(!?)この耳とうまく付き合って生きていきたいわけです。
と同時に、パニック障害、全般性不安障害ともうまく付き合っていかねばなりません。

なんて不便な体なんだ。
嘆いたってしょうがない。
そういう運命なんだから。

なんで生きるのってこんなに大変なんだろう。

なんで…私が…存在するんだろう…