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水泡/気の抜けるあまりに短い話/ゆめゆめわすれることなかれ
水泡 僕が彼女に出会ったのは、夏祭りの夜のことだった。僕は屋台の灯りの熱に焼かれながら、ぼんやりと空を眺めていた。あまりの蒸し暑さに、全身真っ赤になっているのではと思ったほどだ。突然、息が詰まるのを感じたと同時に、浮遊感に襲われる。遠くでわあわあと僕の仲間が騒いでいるのが聞こえた。それらは一瞬で収まったが、急激に変わっていく視界に何が起きているか理解する間もなく、広々とした部屋に連れてこられた。こ
もっとみる星の王子さまは太陽系外生まれ
小学生の頃、星の王子さまを取り扱った国語の授業がありました。
内容はあまり覚えていませんが、星の王子さまを読んで考えたことを連絡帳の日記欄に書きました。
当時は日記が本当に苦手で、書くことがないときには捏造したりもしていました。
2、3回ほど。
星の王子さまって、7番目に地球に訪れるんです。
太陽系が水金地火木土天海冥で、冥王星から数えると7番目が地球なんですね。
だから「きっと星の王子さまは太
タバコ風パッケージデザイン
今回、タバコ風のパッケージデザインを作りました。
広告風の画像はTwitterにもInstagramにも載せているのですが、細かいところを写していなかったので詳しく解説していきたいと思います。
ジョークシガレット「E.D.M」ターゲット:音楽とお酒好きの愛煙家
テーマ:クラブ
制作物:タバコ本体、箱
元になったタバコはラッキーストライクです。箱の中央に丸があるデザインがしたいな、と思っ
花とボールペン/焦げ跡
花とボールペン道を挟んだ真向かいに小さな一軒家がある。
古民家と言えば聞こえはいいが、ただの古びた小さい家屋だ。庭がある点は魅力的ではあるけど。
その家に、少し前から人が住んでいる。それに気づいたのは2ヶ月ほど前のことだった。通勤時にその家の前を通ると、小さい郵便受けから新聞が盛大に道側にはみ出していた。
帰り際にもう一度郵便受けを見ると、新聞はなくなっていた。
先週の休日にその家の住民と出会っ