夢日記#34
夢を見た。
発情期の猫の声で目が覚める。
フガフガニャーゴと甘い声。
こんな真冬の真夜中になぜ、、と思って窓の外を見るが何もいない。
よく耳を澄ましてみると、子供達2人、寝息のマリアージュがフガフガ、ニャーゴと甘い響きに聞こえていただけのようだった。
鼻でも詰まっているのかな、明日見てあげなければと思う。
下に車庫兼物置のついたボロアパートに住んでいる。
アパートの道路を挟んで目の前にはゴミ捨て場がある。
そこに二十代半ばの女性と七十近い老婆がおり、大量の電池ゴミを漁っている。
彼女らを横目に車庫に置いてあるベビーカーの置き場を整え、冬タイヤのはじに寄せる。
二階のアパートに戻るとき、後ろから彼女たちの会話が聞こえてくる。
「あの人が行ったらあのベビーカーもらっちゃおう」
「ゴミ捨て場にあったことにすれば良いよ」
それは困る。
まだ使う予定のある物なので、盗られたくないので、しょうがなく二階の部屋に運び込むことにする。
次男の入学式。
次男に寄ってきた男の子が次男の胸ポケットに噛みつき、唾液で服を汚してきた。
少し嫌な気持ちになったが、
「これくらい大丈夫ですよ」
とその子の母親に笑顔で応える。
その直後、やり返したのか、次男がその男の子のポケットを噛み、唾液で汚してしまう。
あらら、、と思いつつ、お互い様とも思いながら、学校すみません」というと、その子の母親の傍からその子の祖母らしい人が出てきて、
「これアルマーニでしょ?汚されてどうするの?」と侮蔑的な視線を向けられながら嫌味を言われる。
こっちも汚されてるのに、、
と思いつつも、もうすぐ式が始まるので、知らんぷりして着席する。
ちょうど斜め前に座ったその子たち家族がチラチラこちらを向きながら、周りの人に陰口をふきこんでいる様子が横目に見え、イラっとするが気持ちを抑える。
式直後、陰口を吹き込まれた肩までのソバージュで緑色の髪の小太りのおばさんに唾液をつけたこととは関係ない私の服装に柄が派手などと文句をつけて、嘲笑の笑いをぶつけてくる。
引っ越してきたばかりの入学式で嫌な思いをしたので、これから先が思いやられると憂鬱な気持ちになる。
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