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Oculus Quest+ALVR+BaseStation2.0+Tracker2018 で、フルトラ化(Oculus Quest+ALVRの3点セットアップ v18版)※Windows 64bit版必須

※この記事はすでにOculus Quest or Quest2が設定済みである前提で
 記載しています。ご了承ください。
※この記事はv18対応およびその周辺のアプリケーションを最新バージョン
 にして書き直したものです。

下記を参照して行いました。
トナ様が書いているブログが非常に参考になりました。

[トナのブログより]
・Oculus QuestでSteamVRをプレイする - ALVR基本設定編
 (マイク設定あり)
  https://tona.hatenablog.jp/entry/2020/04/10/003634

Oculus Quest+ALVR
(+Virtual Audio Cables or Voicemeeter)

まず、いきなり6点は難易度が高いので、
3点でのセットアップから行ったほうが良いです。
※ここの設定例は、トナ様のブログ
 「Oculus QuestでSteamVRをプレイする - ALVR基本設定編」
 に出てくるので、詳しくはそこを参照ください
 また、「Oculus Quest ALVR」で検索すれば多く出てくるので
 ざっくりと説明にします。

Steam/SteamVRをインストール

下記からStream/StreamVRをインストールしてください。
https://store.steampowered.com/?l=japanese
SteamVR(Steamをインストール後Steamアプリとしてインストール)
https://store.steampowered.com/app/250820/SteamVR/?l=japanese

Virtual Audio Cables/Voicemeeter
インストール

[Virtual Audio Cables]
・Virtual Audio Cablesを下記からダウンロードしてインストールする。
  https://www.vb-audio.com/Cable/
・ダウンロードしたファイルを解凍してその中にある
 「VBCABLE_Setup_x64.exe」を右クリックして管理者権限で実行。
 ※設定は後ほど行います。
[Voicemeeter]
・Voicemeeterを下記からダウンロードしてインストールする。
 https://vb-audio.com/Voicemeeter/
・ダウンロードしたファイルを解凍してその中にある
 「VoicemeeterSetup.exe」を右クリックして管理者権限で実行。
 ※設定は後ほど行います。

OVR Advanced Settings 5.4インストール
(OpenVR-SpaceCalibrator)

・OpenVR-AdvancedSettingsを下記からダウンロードして
 インストールする。
  Steam(自動で最新に更新されるのでおすすめ)
   https://store.steampowered.com/app/1009850/OVR_Adva...
  ダウンロードサイト(固定で使いたい場合はこちら)
   https://github.com/OpenVR-Advanced-Settings/Ope...

Oculus Questの設定(Quest2は設定不要です。)

Oculus Questの設定を下記の場所だけ変更します。
 「設定」→「すべてを見る」→「デバイス」
  →「ジェスチャーコントロールとコントローラー」
を選び、コントローラーの項目にある
「Oculusボタンを長押しして一時停止」をONにする。
※こうすることでスクリーンショットがとりやすくなります。

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ALVRダウンロード

・ALVR ALVR v18.2.1 ※2022/03/29現在
 ※Go用とQuest用にapkが2つに分かれています。
  ここでは、Quest用のみ説明します。
 https://github.com/alvr-org/ALVR/releases/
  -「Assets」にある
    「ALVR_Installer_v18.2.1.exe」
    「alvr_client_oculus_quest.apk」
   をダウンロード。
 ※クライアントアプリはSideQuestにもあるので、
  そちらからダウンロード&インストールも可能。
  (更新はちょっと遅い。)
  https://sidequestvr.com/app/9/alvr-air-light-vr
※Visual C++ 再配布可能パッケージをダウンロード/インストールは、
 インストーラーに含まれるためv15から不要になりました。

ALVRインストール

1.Oculus Questを起動し、Wifiにつなげる。
2.Oculus ADB Driversをダウンロード。
  下記のサイトからライセンスに同意してダウンロードする。
  [ダウンロード先]
   https://developer.oculus.com/downloads/packag...
3.Oculus ADB Driversインストール。
  ダウンロードしたファイルを解凍する。
  その中にある「android_winusb.inf」を右クリックして
  インストール。
4.SideQuestダウンロードしてインストール。
  下記のサイトからライセンスに同意してダウンロードする。
  [ダウンロード先]
   https://sidequestvr.com/setup-howto
  Windowsなら「Download for Windows 10 x64」を押す。
  ダウンロードしたファイルを実行して、インストールする。
5.Oculus QuestとPCをUSBで接続。
6.Oculus Questを開発者モードにする。
  下記ページの「開発者モードの有効化」を参考にして
  開発者モードにする。
   https://developer.oculus.com/documentation/native...
7.SideQuestを使って、apkをOculus Questにインストール。
  ダウンロードした、「alvr_client_oculus_quest.apk」を
  SideQuestを通してインストールします。
8.ALVR_Installer_v18.2.1.exeを実行してWindowsにインストール

ALVR設定

1.デスクトップにあるショートカットをダブルクリックして
  ALVRを起動します

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  ショートカットがない場合、
  インストール先にある「ALVR Launcher.exe」を実行します。

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ここは説明なので「次へ」を押します。

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マイクを使う場合は、Virtual Audio Cablesを入れる必要がある旨が書かれています。
状況に合わせてインストールを先にしてください。
問題なければ、「次へ」を押します。

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ファイアーウォールの設定追加をするかどうかのメッセージが出てくるので、「ファイアウォール設定を追加」を押して追加します。
※下記のWindowsのメッセージが出た場合は、「はい」を押してください。

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追加すると下記のように緑背景のメッセージが出ます。
これだ出たら、「次へ」を押します。

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ハンドルコントローラーのトラッキングの速度設定をします。
Beatsaberなどの早いTrackingが必要な場合は、「高速」を
ゆっくりでよければ、「普通」、
それ以外は、「中速」を選択します。
※押すと色が変わります。
終わったら、「次へ」を押します。

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パフォーマンスの設定です。
映像をよくしたい場合は、「見栄え重視」(高スペックPC必須)、
それ以外は、「互換性重視」を選択します。
終わったら、「次へ」を押します。

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jsonインポートの旨の画面が出ます。
初回時は特に必要ないので終わったら、「次へ」を押します。
※v14.1.0から、以前のインストールからsession.jsonファイルを
 インポートしてプリセットを適用できるようになりました。
 公式の内容を見ると、
 開発者の場合:session.jsonファイルを取得し、不要なものを削除して
 プリセットを作成し、完成したファイルが引き続き有効なJSONとして使用
 できるようにしたようです。
 session.jsonは、インストール先の直下にできます。
 そのファイルをバックアップとっておくとよいようです。
 (デフォルトでは「C:\Program Files\ALVR」の直下にあります。)

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以上で設定は終了です。
「閉じる」を押して設定を終了してください。

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設定が終了すると下記のような状態になります。

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2.必要に応じて、ALVRのVIDEO streaming設定などを行う。
  PCスペックやWifi環境に合わせて、CodecやBitrateを調整します。
  ※下記は私の環境での設定です。
  ※この設定はOculus Quest2での設定です。
   Oculus Questの場合は、Refresh rateの90H以上は、
   対応していないのでご注記ください。
   また、ビデオのビットレートもQuestではデコードが追い付かない
   こともありますのでH.264の20~50Mbpsぐらいに調整が必要です。
  ※スペックが合えばHEVCにすることをお勧めします。

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※[Voicemeeter]

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※[Virtual Audio Cables]

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HMD/接続/その他の設定は下記のような状態です。
※ヘッドセットエミュレーションとコントローラエミュレーションに
 ついては、Quest2の時は、
 ヘッドセットエミュレーション
   「Oculus Quest2」
 コントローラエミュレーション
   「Oculus Quest2(no handtracking pinch)」
Questの場合は、
 ヘッドセットエミュレーション
   「Oculus Rift S」
 コントローラエミュレーション
   「Oculus Rift S(no handtracking pinch)」
を選択します。
※この例はQuest2です。

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接続は、高ビットレートを使用したいため、TCPとしています。

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その他は、デフォルトのままとしています。
※Updateを自動でしたくない場合は、「No Updates」を選択します。

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4.Oculus Quest側のALVRを起動する。
 ・Oculus QuestのLeftコントローラのメニューボタンを押し
  メニューを出す。
   アプリ(赤枠)
    ↓
   右上にあるコンボBOXの中から「提供元不明」を選択
    ↓
   ALVRを立ち上げます。

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そうすると、初回起動時は、下記のような画面になります。
「許可をする」を押します。

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そうすると下記の画面になります。
(初回起動時以降は、この画面にすぐなる。)
この画面になったら、一度PC画面を見ます。

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5.PC側のALVRが、下記の画面になっているので「Trust」を押す。

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6.そうすると、Trusted Clientsの方に移動します。

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※Configuerから設定したクライアントのIPアドレス編集が
 できます。(基本設定不要です。)

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7.この状態でOculus Quest側とALVRがつながるとPCのスペック側は下記の
  ような画面になり同時にSteamVRが立ち上がり、Oculus Quest側は、
 SteamVR Homeが見えれば設定はOK です。

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※次回以降、PC側のALVRを立ち上げてから、
 Quest側のALVRを立ち上がると、
 自動接続されて下SteamVR Homeにつながるようになります。

以上でセットアップは終了です。
[次回(BaseStation2.0+Tracker2018セットアップ)に続く]