まえがき
※投げ銭です。全文無料で読めます。※
精神科に入院していました。しかも閉鎖。
と言うと大抵の人は眉を顰めるのと、普通に生活してると所謂「かまってちゃん」「メンヘラマインド」「俺の第三の眼!」みたいなものが発動しない限りは特別言う必要なんてないので、とりたてて話したことがなかったんです。
そんな私がなぜ今この話を掘り返そうかと思ったかというと、入院してからそろそろ十年経つ今、あの頃を客観的に人に伝えることができる程度の精神の安定を取り戻したということと、入院していた当時の日記が出てきたから。
日記を書いていた当初はかの有名なメンタルヘルスマイスター南条あや氏に感化されて書いていたので、いずれ自分もワールドワイドの波に放流するつもりで書いてたんです。
あの頃の自分と、その承認欲求へ「よく頑張った」というご褒美みたいなものです。
でも十年近く経った今と言えど、これをまるっと書いてしまうと実在するいろんな人や物に迷惑がかかる可能性があるので、あくまでもこれを元にしたフィクションの体で書いていこうと思います。
いろいろありすぎて書ききれなかったこともあるしね。
人物も実在した人や実在したかもしれない人をポタラ合体よろしく再編成した上で書いていきます。
今の子ってきっとポタラ合体とか言っても通じないよね。ジョグレス進化だったら通じるのかな。ダメかな。
ちなみに、十年後の現在は薬も飲まず社会の「普通」と馴染もうとして挫折して、都合の悪いことは全部脳髄のせいにしている程度にはメンタルヘルスとは縁が遠くなっております。
できるだけ明るく読みやすく書こうと思ってますが、どうしても重たくなりがちなところ、重く書くべきところも出てくるでしょう。そこはご了承を。
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