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夢を叶えるために『ものキャン』に参加して1ヶ月経ち、2ヶ月目の現在地。

忘れもしない1月6日。ライティング講座『ものキャン』の入学式。
11月の申し込みから、ずっとずっと楽しみにしていたこの日。
私の人生で上位に入るような衝撃的な出来事が起きました。

「あんたを許さないから」

ほぼ初対面の人から、面と向かってそう言われ、時が止まる…。
思考停止ってこういう時になるんだと、妙に落ち着いた心持ちの自分に驚きつつも話を聞くと、どうやら私の発言が大きな誤解を産んでいたようだった。怒り心頭で文句を言ってくる相手に、冷静にこちらの意見を伝えたけれど、お酒の席ということもあり、全く聞く耳を持ってくれない。

自称鋼のメンタルを持つ私だけど、なかなかの口撃に完全にノックアウト状態。もちろんあれだけ文句を言うのには、他にも何か理由があったのだろう。目線からは完全に私に対する敵意のようなものを感じた。
私の発言の意図と相手の受け取り方に、大きな行き違いがあったものの、言い方に気をつけなきゃと反省しながら帰路に着いた。家に着くなり冷静な私は居なくなり、突然悲しさと悔しさと怖さで涙がポロポロとこぼれ落ちた。正確には子供のようにわんわん泣きじゃくって、娘をびっくりさせてしまった。

大学生の娘はこれは一大事だと察したようで、私の話を聞くなりすぐに「私が相手をやっつけてやるから!」とクッションを相手に見立てて、ボコボコに殴り始めた。笑。普段は優しくて穏やかな娘の言動にびっくりしながらも、全力で味方をしてくれたおかげでやや自尊心を取り戻したものの、その日は泣きながら寝るという、いじめられた子供のような状態になってしまい、ものキャン入学式に出るエネルギーは残ってなかった。

「私、空っぽになってしまった…」

思い返せば今まで幸せだったように思う。こんなに誰かに傷つけられたことはなかったし(いや、二回目だった)、自己否定に陥ったこともなかった。何も手につかず体調不良になり、あの出来事がお酒の席だったこともあってか、大好きだったお酒に全く興味がなくなり体が受け付けない。なんなら見るのも嫌で、お酒売り場にも近づけない。自分が空っぽになってしまったかのような不思議な感覚。あの場に居合わせた友人が、心配して連絡をくれたので現状を話すと、まさかの答えが返ってきた。「それってPTSDじゃないの?」言葉を失った。抜け殻状態の私はすでに人格も変わりかけて、そうかもしれないとその言葉をすんなり受け入れた。人はショックなことがあると、こんな風になってしまうんだ…。

「いろんな意味でリセット」

二月に入るまで不調とやる気の無さから、海の底にいる深海魚のようにひっそりと暮らしていた。思いを言葉にできないから、時間があればノートに気持ちを書きだして、ビリビリに破ったりぐちゃぐちゃにしながら。この時間が意外にも自分と向き合うことになって、本当はどんな自分で生きたかったのか、本当の自分は何に喜びを感じていたのかなど、過去を振り返りながら改めて人生と向き合う点検のようなタイミングになった。

人生に無駄なことは起きないとは本当かもしれない。お酒が飲めなくなったことで、どこかスッキリした私もいる。結局、身も心もリセットされたこのタイミングで、やっと”ものキャン”に取り組むことができた。発信はまだまだこれからで、課題もまだできてないけれど、テーマは決まった。年末はたくさんのやりたいこと書きたいことが頭の中で散らばっていたのに、あの事件が引き起こした、プチPTSDと思考停止と体調不良の波に飲まれて、大きなデトックスが起き、頭の中が整理されたようだった。

長い人生の中のほんの1ヶ月。この一時停止の時間が私に与えた意味は大きかったように思う。いつも勢いで行動しがちな私が、立ち止まって自分と会話ができた貴重な時間。ちょっときつかったけれど、心身ともにリセットできた。無理をしていた自分にも気づくことができた。

今日、2月8日。今から遅れを取り戻すべく、学びに全力投球します。
講義動画も溜まってる。やることはたくさんある。だけど、そんな時こそ心にゆとりを持って、リラックスモードで進んで行こう。

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