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【感じてわかる絵画教室】レンブラントの夜警を2本の動画で解析しました。レンブラント恐るべし。いやーほんとすごいわ。

笠尾 敦司

クリエイティブな力を付けるには、観察力が必要です。しかし、その観察力をつける意外な方法として、名画を積極的に鑑賞するという方法があることはあまり知られていないと思います。

そこで、今回はレンブラントの名画を徹底的にに鑑賞する術を身につけていただきたいと思います。もちろんこの方法を身につけると、美術館に行った時にも役立ちます。

絵画というのは、色や形で構成されている抽象的な側面から捉えることもできますし、描かれているものが何かといった具象的な側面から捉えることもできます。ですので、この二つに分けて私が上げた解説動画を見ていただきます。

今回、取り上げる絵画はレンブラントの夜景です。この絵画を描く頃のレンブラントは絶頂期だったのですが、この絵を描いてから没落し、最後は名もない墓に埋められてしまったという、不思議な絵でもあります。ではまず抽象的な側面の解説動画をごらんください。


基本的に絵画というのは統一感と対比でできています。色や明るさやテクスチャーなどのうちどの要素とどの要素で統一感と対比を作っているのかを絵をよく見ながら考えてみることが大切です。ぼんやり見ていると気づかないので、積極的に色かな、明るさかな、鮮やかさかな、それともテクスチャーの方向性かな、と一つ一つ積極的に当て嵌めて見ることが大切です。そうすることで初めて見えて来るものなのです。そうしないとなかなか意識に上ってこないのです。

では次に 具象的な側面に移ります。今度は、よく見ていろいろなものを見つけ、見つけたものから画面の中の情景を推察します。皆さんが思っているよりもたくさんの事実が絵の中には閉じ込められています。それらを探し出すためにはやはり皆さんの積極的な観察が必要になります。では、次の動画(絵画の具象面の見方について)を見てください


いかがだったでしょうか。この二つの動画の試聴を通して、絵画を積極的に鑑賞することで絵画の鑑賞力や人間の観察力や身の回りへの注意力がつくということが納得できたと思います。もちろん、これは訓練ですので、この動画でやっていたようなことを皆さん自らがやってみることが大切です。そして、鋭い人間観察力を手に入れて、キャラクター作りに役立ててください。もちろん、絵画の鑑賞力も手に入ります。

動画を試聴してもらった後、一緒にディスカッションしてお互い何に気づいたかを共有するというセッションを設けます。人それぞれ気づくことは違うので、実はこれが大切なのです。


を最近作りました。ここでは、皆さんと一緒に名画を感じる場にしたいと考えています。よろしくお願いします。

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「知識はとりあえず忘れて、まず、じっくりと見て、絵画そのものを感じよう」という絵画鑑賞の文化を広めたいと思っています。Youtubeは登録者がいないと広がらないということもあり、皆様には、私のチャンネル「感じてわかる絵画教室」への登録をお願いております。もし、賛同していただけるようでしたら登録していただけると嬉しく思います。よろしくお願いいたします。 
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では。

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