【感じてわかる絵画教室】流の美術館での絵の見方について

2020.11.19

  美術館での絵の見方についての概説 Peatix用

絵を感じる技術
音声ガイドは借りたとしても、以下の見方が終わってから聞いた方が、先入観なく鑑賞でき、絵の謎解きも楽しめます。

■ 決まり事や事前知識なしで見た方が良い理由

タイトルによって絵の見方が規制されてしまう。和訳のタイトルがおかしいものも多い
。
見る前からわかった気になり、よく見なくなる。
知識によって感情が抑制される。
絵の中から生まれた疑問を解く楽しみがなくなる。

■ 展覧会は二度見ましょう

一度目は
美術館はキュレーターが展覧会のテーマに合わせて並べているので、順路に沿ってていくことが良いのですが、絵との最初の出会いでの印象が大切なので、それを覚えておきましょう。その印象の強いものについて二度目に見るときになぜその印象だったのかを考えながら時間をかけてじっくり見ることが大切です。


二度目は
目的の絵の前に行ったら、まず、最初に目に入った部分次に目に入った部分というように目の移動を意識します。その上で、その理由を考えながら、絵の中の抽象的な側面に意識を向けます。
その後、絵の中に描かれている全ての要素を認識し、それらと抽象的な側面との関係を理解するよう努力します。



■ 作者目線で鑑賞するためのガイド
● 見たい部分がよく見えるよう見たい部分に合わせて距離を変えてみる。

● 絵画全体が中心視野に入る距離まで離れて見る。
● 水平線に目の高さを合わせて見る 消失点があるならその正面から見る。


■ 抽象的な側面をよく見るためのガイド

対比と統一感がどの要素で作られているかを要素を当てはめながら考えてみる。
要素とは 絵の具(色度 明度 彩度) テクスチャー(方向 荒さ)

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