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AI考察:霧の中に消えたい夜だってある


霧の中に消えたい夜だってある

ChatGPTに頼んで、上の画像を元に、綿矢りさ風の文体を使って140文字以内のSSを書いてもらいました。何度かのやり取りの後で、出力された話です。普通に上手いと思う。

夏の夜、私は姉の幻と並んで灯籠流しを見ていた。もういないと分かっていても、その存在を感じたくて手を伸ばす。でも風が吹いた瞬間、姉の姿は消えてしまい、残ったのは夜の冷たさだけ。私はその冷たさを抱きしめるように、黙って立ち尽くした。

ChatGPT

次に短い詩を書いてもらいました。
詩というものは、リズムや言葉遊び、その妙を楽しむもの。感情を持たないAIにどれほどのものが書けようか。
最初の出力では面白さはないけれど、普通に上手い詩を出してきたので、
「言葉遊びが感じられるような詩を書いて」と頼んだ結果がこちら。

星の橋を渡る夜
君と影は静かに揺れ、
灯籠流しに願いを乗せて
夢と現が交差する

ひらひらと消える幻、
ふわふわと流れる風、
残るは冷たい空気だけ
それでも、夜はまだ明けない

ChatGPT

幻想的で美しい表現になった……どうでしょう?
「それでも、夜はまだ明けない」が少女の哀しさを表現しているようにも思え、上手いと思う。

ちなみに、Claudeでも試してみましたが、現時点ではChatGPTの方が文脈をよく理解して、面白い結果が出てくるような気がします。
Claudeは文体に自然らしさを出すのが得意ですが、内容は微妙だな(つまらない)と感じました。
ただこれも、タイミングや条件によってはClaudeの方がハマるかもしれなくて、人間と同様にどちらかが必ずしも優れているとは決め難い。。
またAIの進歩は凄まじく、次のアップデートでは他のツールの方が良いということもあり得るわけで、最終的には何が良いかジャッジする己の感覚というシンプルな答えに行き着くのかな、と思います。

参考画像はpixivに投稿した「夏目友人帳」をベースとした作品「夏目と子狐」を、少しだけアップデートしたものです。
夏目友人帳っぽさがなくなった(性別すら違う)ので、こちらはオリジナル作品としました。

pivivの投稿はこちら

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