着物を”苦しくなく”着付けてもらうには
着物と言えば4大「苦しみ」がある
1. 着付けられるときに締め付けられてご飯が食べられない。(気持ち悪くなる人も...)
2. 靴擦れ。草履が合わずに親指と人差し指の間が擦りきれる。
3. 汚してはいけない
4. 動きにくい
着物を着始めて10年以上たった今、
私は土日のリラクゼーション着として着ていることもあり、自然と「苦しくない」着方となっていた。
そして、この前、久しぶりに振り袖を着付けていただいて、これは着付けられ方にもコツがあるなと感じた。
成人式に着物を着付けてもらう方もいると思うので、対策をご紹介。
1. 締め付けられ過ぎ問題
これは、「お腹回りの紐を締め付けられるタイミングで、息を思いっきり吸ってお腹を膨らませ、緩めておく」べし。
着崩れを防ぐために、着付け師さんは、ぎゅうぎゅうに締める。
これに、息を吸って、お腹を膨らませ、抵抗する。
なぁに、我々にはお腹に柔らかな層がある。複式呼吸で膨らませたくらいで、着崩れるレベルには緩まない。安心すべし。
いいか、覚えておくことはこれひとつ。
お腹に、紐っぽいものがあてられたら、
おもいっきり息を吸って、お腹を膨らませる
だ!
詳しく書くと、締めるタイミングは下記の通り。でも、たぶん流派によって色々あるので、あったりなかったりするから気を抜けない。
①着物用肌着(肌襦袢)後の補正(肌着)
②長襦袢を着て、お腹回りの紐を締めるとき。
(※長襦袢とは、衿の所に芯が入っていて固い、きものと同じ形をしているもの。だいたい白か薄い桃色。)
③着物を着て、形を整えたあと(2回ある)
④帯を巻いて、一周目
⑤※帯枕をする場合 帯枕の紐を縛るとき。
うん、多いですね。 とりあえず紐っぽいものが出てきたときは息を吸ってお腹を膨らませて!
大事なことだから、3回言ったよ。
2.草履の靴擦れ問題
①履く前に、草履の鼻緒を何回か動かして柔らかくする。
②履くときに、親指と人差し指の根本までガッツリ入れない
※裏技的な歩き方
ダメな歩き方みたいなんですが、そのまま、
引きずってください。
めちゃくちゃ楽です。スニーカーのように、草履の後ろを全部持っていかなくても良いです。こうやって歩くとパタパタと音がなるのがよくないみたいなのですが...
※心配な人は、親指と人差し指に絆創膏を巻いておきましょうね。
カフェ草履、柔らかくてオススメです...!
3.汚してはいけない
汚すと面倒なのは、袖と帯ですね。
対策1:手首の付近の袖をつかむ癖を作る
対策2:ハンカチ・手拭いを帯に挟む
対策3:ハンカチクリップを使う(失礼という人もいる)
▼ハンカチクリップ
手拭いだと、ハンカチクリップでも首もとから膝まで隠れて良いですね~
4.動きにくい
着た後に、足を思いっきり広げて、足と足の間を叩きます!(トイレでね!)
股割り、と言います。
(いつの日かイラストを描いて再アップデートするかも...)
成人、おめでとうございます✨
皆さんの成人式が、少しでも快適なものになりますように☺️
もし・・もし、サポートいただいた場合は、それを軍資金としたnote関連企画をしようかと思います。