笠間裕之

ライターの笠間と申します。 「まんがタイムきららMAX」で連載した『妖こそ怪異戸籍課へ』で原作担当しております。漫画は柴朗先生です。

笠間裕之

ライターの笠間と申します。 「まんがタイムきららMAX」で連載した『妖こそ怪異戸籍課へ』で原作担当しております。漫画は柴朗先生です。

マガジン

  • 妖こそ怪異戸籍課へ えくすとら

    まんがタイムきららMAXで連載していた、単行本1~2巻が発売中の「妖こそ怪異戸籍課へ」の続きのようなものを勝手に書いております。 もしよろしければ単行本ともどもお願いいたします。

  • 漫画関係

    漫画や漫画家さんへの想いを書きたいときにまとめます。

最近の記事

月刊ムーの思い出

こないだ、ふと入った食堂に、漫画本や新聞と一緒に「月刊ムー」がたくさん置いてありました。 食堂の人が本気で信じてるのか、ネタで読んでるのかはわかりませんが。 で、ムーと言えば、たぶん30年以上前に出た古本を読んだ時の思い出。 その号では、何かにキマっちゃった男女が出てきて言うわけです。 「我々は天上の戦いにおもむかねぱならない聖戦士です。そのために肉体を捨て、もうすぐ地上を離れます」と。記憶あやふやだから意訳ですが。 で、それに対し記者は「では、あなたたちはもうすぐ死んで

    • 「妖こそ怪異戸籍課へ えくすとら」第4話 「手の目」伊織回

      こんにちは。今日はクリスマスイブですね。だからと言っては大げさなのですが、「妖こそ怪異戸籍課へ えくすとら」第4話をアップしてみます。今回は妖怪・手の目の丸目伊織ちゃんが主役です。 町行く子供たちをぼうっと眺める伊織。実は、彼女にはひとつ叶えたい夢があって……というお話。今回も4コマ漫画8ページ形式に収めた原作です。 (ちなみに、作中の時間はクリスマスではございません。でも、自分としては伊織ちゃんが心に秘めている夢、目標をこの日に叶えてあげたかったという思いはございます)

      • 妖こそ怪異戸籍課へ えくすとら番外編 おまけ4コマ用Excelアップ

        きららMAXで連載終了してもお話だけは書き続ける「妖こそ怪異戸籍課へ」ですが、現在、妖怪「手の目」の丸目伊織を主役にして一本書いております。 で、その間のつなぎと言っては何ですが、単行本2巻のおまけ4コマに使った原作と、ページの関係で使わなかったもう1ページ(4コマ2本分)の原稿をアップしておきます。 「2巻掲載版」は単行本2巻を見て実際の漫画と原稿を見比べることもできます。また、もう一方の「昔話編」は絵にはなっていませんが、こんなおまけも考えていたということでご覧いただけ

        • 「妖こそ怪異戸籍課へ」担当編集者・Yさんへの感謝を込めまして

          芳文社で「妖こそ怪異戸籍課へ」の担当を務めてくださっていたYさんが退社されます。 Yさんのお名前は、きらら読者の皆様なら「妖こそ~」はもちろん、いろいろな漫画の後書きなどでご存じの方も多いかもしれません。なので苗字をご存じの方も多いとは思いますが、念のためイニシャルにて表記しております。 絵が描けるわけでもない僕を拾ってくださり「笠間のギャグが気に入った」と言葉をかけてくださったのがYさんです。あの電話がなけれぱ今の笠間はありません。 「妖こそ怪異戸籍課へ」を卓越した表現

        マガジン

        • 妖こそ怪異戸籍課へ えくすとら
          5本
        • 漫画関係
          6本

        記事

          「妖こそ怪異戸籍課へ」えくすとら第3回

          妖こそ怪異戸籍課へ、単行本2巻が発売されました。 どうぞよろしくお願いいたします。 https://twitter.com/mangatimekirara/status/1585581425436549120 単行本の宣伝もかねて今後もどんどん続きを書いていきますよということで、「えくすとら」の第3回です。 夏も過ぎましたが、幽霊や廃墟巡りをテーマにした軽いお話です。主役はてーちゃんと、いつもの人間のクラスメート3人(飯塚、角田、豊本)です。今回、貼らせていただいたトップ絵

          「妖こそ怪異戸籍課へ」えくすとら第3回

          アントニオ猪木 異世界転生

          燃える闘魂、異世界に立つ 追悼の思いで勢いがつき、30分で書いてしまいました。猪木さん、今までありがとう。これからも応援しています。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー (あぁ……) 男は、かすかな吐息を漏らした。 溜め息ともいえない、軽い気体が、自然にそろりと立ち上っていく程度の、優しく、弱弱しい息。 男は今、解放され、心地の良い空間にいた。それは、自らの人生に対する誇りでもある。 まだまだ、やりたいことがある。だから、未練はある。し

          アントニオ猪木 異世界転生

          note、サポート機能なんてあるんだ…という日記とお礼

          こんにちは。 あまり使い方がわかっていないnoteですが、今回、お読みいただいている方のおかげで新たな機能を知りました。それがサポート機能。 noteに有料記事があるのは知っていましたが、有料で読ませるような記事を書けるほど偉い人間ではないので使用するつもりはありませんでした。なんか…あれでしょ? 有料記事って、怪しい儲け話とか情報商材とか書かないとダメなんでしよ?(剛速球の偏見) それはさておき。 こんな場末のブログで人様のお金をいただくなど考えていないので無料でダラダラ

          note、サポート機能なんてあるんだ…という日記とお礼

          「妖こそ怪異戸籍課へ」ひとまずの終わりと始まり

          「妖こそ怪異戸籍課へ」ひとまずの終わりと始まり さて。 8月19日発売のまんがタイムきららMAXにおいて、「妖こそ怪異戸籍課へ」が来月最終回と発表されました。 まあ、きらら連載陣の錚々たる先生方と違い、フォロワーも知名度もない原作者が書いた物としては頑張ったのでしょう。 きららMAXの表紙も飾らせていただきましたし、編集部にはお世話になりました。 そして、ここからは今後の話、前向きな話です。 以前にもこのnoteに書きましたとおり、自分の中の「妖こそ

          「妖こそ怪異戸籍課へ」ひとまずの終わりと始まり

          「妖こそ怪異戸籍課へ えくすとら」第2回

          ※トップバナー絵は、柴朗先生のツイッター投稿(https://twitter.com/k_siroooo/status/1424267140069134340)から使用させていただいております。 説明と言い訳 さて。前回に続いて「妖こそ怪異戸籍課へ えくすとら」でございます。2回目。僕が勝手に書いている物なので、非公式としてご覧ください。 また、単行本宣伝のための活動みたいなものなので、この記事を有料化などすることはございません。 ちなみに前回のシュタイン&フランケン回は

          「妖こそ怪異戸籍課へ えくすとら」第2回

          雑談・4コマ漫画のセリフ文字数とか、編集者の呼称とか

          4コマのスペースと文字数について 先日の記事、「妖こそ怪異戸籍課へ えくすとら」、PDFファイルをダウンロードしなければならないにも関わらず、ご覧いただきましてありがとうございました。 普段、4コマはExcelファイルで書いているため、あのような形となりました。 ご覧になっていない方のため、その記事はこちらです。 こちらのExcelファイルは、4コマのコマ割りを明確にするためと、文字数チェックを兼ねたものになります。「セリフ」欄のセルが一行いっぱいになると「あ、4コマにし

          雑談・4コマ漫画のセリフ文字数とか、編集者の呼称とか

          漫画原作は楽しい

          先日、「妖こそ怪異戸籍課へ えくすとら」と題して、外伝的なシナリオをアップさせていただきました。内容については編集者や柴朗先生の確認をいただいていないので、あくまで「原作者が勝手に書いた二次創作」でしかないのですが、ご覧いただけた皆様には感謝しております。 僕は一応、原作者という肩書ですが、柴朗先生の漫画やイラストに影響を受けて内容を変えた部分もありますので、自分が世界観のすべてを作ったとは思っておりません。なので、僕が一人で書いたものは、あくまで未完成品。チャゲ&飛鳥の歌を

          漫画原作は楽しい

          「妖こそ怪異戸籍課へ えくすとら」1話 シュタイン&フランケン編 シナリオ公開します

          ※トップバナーは、以前、柴朗先生がツイッターにアップされたものをトリミングさせていただきました。 「妖こそ怪異戸籍課へ」宣伝を兼ねてシナリオ公開 まんがタイムきららMAX(漫画・柴朗先生)に連載していただいている「妖こそ怪異戸籍課へ」ですが、本誌だけでは書ききれない内容、きららっぽくない設定など、紹介しきれない部分もありますので、せっかくだから趣味でお話を書いてしまいました。 書く形式は気分や内容で変わるかもしれませんが、今回は普段、連載で書いているのと同じ形式、4コマ向

          「妖こそ怪異戸籍課へ えくすとら」1話 シュタイン&フランケン編 シナリオ公開します

          「妖こそ怪異戸籍課へ」おまけシナリオnote版予定

          「妖こそ怪異戸籍課へ」につきまして、連載や4コマだけでは書ききれなかったり書かなかったりしている部分がたくさんあるのですが、そのうち、noteでもシナリオや設定を書いていこうと思います。 あ、もちろん完全無料です。作者の一人とはいえ、お金取っちゃうといろいろ問題なので、あくまで連載や単行本の宣伝も兼ねての無料公開です。漫画家さんならご自分でイラストを描かれるのでしょうけど、僕は絵は描けませんし。それに、睦子たちのお話は、仕事抜きでも永遠に書いていく所存ですし。 ただ、僕は

          「妖こそ怪異戸籍課へ」おまけシナリオnote版予定

          僕が関わっている中で、タダで試し読み読める漫画、ノベル一覧(単行本もよろしくお願いします)

          僕が関わらせていただいている漫画などで、各サイトで無料試し読みできるものもいくつかあるので、現状読めるものをここにまとめます。 簡単ながら紹介文も置いておきますので、よろしければご覧くださいませ。 ●「妖こそ怪異戸籍課へ」 漫画・柴朗先生まんがタイムきららMAX連載中。妖怪と人間の共存を目指すお役所コメディ。 単行本一巻もよろしくお願いいたします。性質の違う妖怪女子たちのデザインもそれぞれ特徴的で可愛いのでぜひ。 「人虎」のてーちゃん、「ぬらりひょん」の饗子ちゃん、「手の目

          僕が関わっている中で、タダで試し読み読める漫画、ノベル一覧(単行本もよろしくお願いします)

          ●「妖こそ怪異戸籍課へ」宣伝と想い

          ●妖こそ怪異戸籍課へとは僕が原作を務めさせていただいた4コマ漫画「妖こそ怪異戸籍課へ」(芳文社・まんがタイムきららMAX連載)について、あらためて紹介と宣伝をと思い書かせていただきます。 「妖こそ~(省略)」は、もともと非4コマのストーリー漫画として温めていた企画を、お声がけいただいたきららMAXの誌風に合わせてマイルドにした作品です。 マイルドにした、とは言いましても、表面には血なまぐさい面を出さないようにしたというだけで、設定的には変わっていません。なので、たまに「きらら

          ●「妖こそ怪異戸籍課へ」宣伝と想い

          担当さんと引き継ぎの思い出

          編集者は、わりと入れ替わりの激しいお仕事のようです。 一度お会いした方が数年後に会ったら別の編集部に、なんてことも少なくありません。 僕も、きらら編集部ではじめに担当してくださった方はもう芳文社にはおられません。なんの実績もなくぶらりと持ち込んだ僕を拾ってくださった恩人なのですが。 で、その方が芳文社を離れる前に「次の担当に引き継ぎますね」と言ってくださったのですが、僕はこの時「あ、芳文社さんとのつながりも終わってしまったかな」と思っていました。 と言うのも、フリーライタ

          担当さんと引き継ぎの思い出