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#メンタルエッセイ53

霧の摩周湖

『夏の阿寒湖・摩周湖・屈斜路湖の旅』二泊三日のひとり旅
不倫まみれの生活に疲れて観光バスに乗りました。

「楽しんでおいで」と旅費とお小遣いまで出してくれました。
私がいないのが嬉しいのか、スタンプのラインを送ってきます。

前回来た時は霧でなにも見えなくて残念でした。

「はっ晴れている晴れるんかい!」
晴れの日の摩周湖は縁起が良くないと聞いていたので落胆。

摩周湖の都市伝説

・晴れの時に訪ねると離婚する。
 婚期が遅れる。
・お金持ちが訪ねると霧がかかる。
・貧乏人が訪ねると霧が晴れる。
・晴れの日に訪ねると出世しない。

地味に当たっていて なんだかな?

摩周湖はアイヌ語で神の湖『カムイ・トー』というそうです。
摩周湖の中の島はカムイシュ『神となった老婆』と聞いた時、私と似ている『おひとりさまになった老婆』
思いがけず親近感。

晴れの日の摩周湖の景色は、言葉では言い表せないほどの神秘です。

世界最高ランクの透明度のカルデラ湖、摩周湖ブルーと言われています綺麗なブルーです。

心が洗われる感じです。ご夫婦で旅行している姿を見ると心が曇ります。
老後は旅行へ行く約束したのに。

ツアーガイドさんが旗を振って集まれと手旗信号を送っています。昼食のお弁当を手渡してくれました。
悲しみで食欲などない。手渡されたお弁当を見ると「カニの絵が」
隣のご夫婦が「カニ弁当美味しそう」
微笑みあっていました。

悲しみの食欲はぶっ飛んでいきました。喜びの食欲が勝ちました。
カニ強し。









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