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#メンタルエッセイ44

開眼と顎

ある日、デパートから荷物が届きました。パンツ・靴下・靴・ポロシャツ・下着・スーツなど。女性との新しい出会いが始まったらしいです。
女性の趣味で変わる色、デザイン。
玄関に積んでおきました。
静観します。

サイコパスは、仏像のような、ありがたい半眼でした。
瞑想でもしているようです。
どうせよからぬことを、こんな事、あんな事、そんな事まで。
想像するだけで血圧が。
半端ない想像力。

子供達が幼かった頃「お父さん、寝てるの」と、目を見にいき確認していました。

昼間、突然帰ってきました。顔を見て笑ってしまいました。キューピーのような目。そうか!開眼したのか

今までの悪事を悟ってくれたのか。
ありがたい。合掌。

そんな訳はなく。二重の手術に満足し、不倫に勤しんでいました。


朝、枕に血が滲むようになった私。鼻血でもなく。謎の血が。
口が開かなくなりました。顎関節症でした。食事もパンをちぎって指で押し込みました。

あくびも、うっかりすると激痛、顎の関節が戻らない時の絶望感。
顎の横ずれが最悪でした。
顎が外れるという特異体質。
ちょっと自慢。
顎が外れるほど笑っていないのに、外れる顎、しゃべると音がなる顎。

口腔外科でマウスピースを作ってもらいました。
先生曰く、枕の血はストレスによる歯ぎしりではないか。

「このわたくしが歯ぎしり」
なんとはしたない。

バカ笑いもできる、恵方巻も食べれるようになりました。
アタリメも。







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