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#メンタルエッセイ57


毒親です

病み落ちして奈落の底を通りすぎ、ブラジルにつきました。

命の電話に繋がる可能性は宝くじに当たる位の確率です。

婆さんの泣きごとより、若い人に繋がるほうが絶対良いと思うので電話はかけません。

以前、姉に「○にたい」と泣きながら電話をしていましたが。

長男が「○にたい」と電話がかかってくるようになったとき、何を言っていいのか分かりませんでした。
まして、私が調子が悪いときはお互い無言です。

姉は、めんどくさい奴だと思ったに違いない。

それは毒親の私が長男に思ったことです。
長男が思い詰めて歩いていると、警察に保護されたと聞きました。

保護猫、保護犬と仲良くしているような気がしてなぜか、ほっとしました。
最悪な毒親です。

長男が泊めてくれときたとき、靴下が左右違う柄でした。いい歳をした長男の寝顔を見て「どうか幸せになって」と祈りました。

私は、姉に電話をしないようにしています。姉も私も歳をとりました。

去年、二人で帯広へ旅行に行きました。帯広空港で待ち合わせして、レンタカーで姉と綺麗な帯広を回りました。

帯広の駅で別れるときに「これが最後かも」と握手をしました。
私たち兄妹は、さようならは握手です。泣き声にならないよう、手の温かさを忘れないよう。

明日の朝、仕事に行く長男と握手したいと思っている毒親です。

重い話で、ご不快になりましたら許して下さい。






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