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先攻と後攻

囲碁における先攻・後攻

ゲームにおいて先攻と後攻では雲泥の差があります。

先日の囲碁NHK杯トーナメントでは、山下九段が「面白い布石を打ちたいから黒(先攻)を持ちたい」と仰っていましたが、すぐに白(後攻)であることがアナウンスされ不覚にも笑ってしまいました。

囲碁は先に打てる黒が有利なので、白にはアドバンテージが与えられます。囲碁は陣地の広さを競うので、白の陣地は6.5ポイント加算されます(コミといいます)。

以前はこのコミが5.5ポイントでしたが、それでも黒の方が有利なので6.5ポイントに変更されました。中国では7.5ポイントのルールを採用しているので、日本より黒の先攻有利の考えであることが分かります。

個人的な話をすると、以前は先攻で勝てませんでした。囲碁クエストというアプリで遊んでいた時は先攻で勝率5割だったのに対し、後攻では勝率7割を超えて偏っていました。今は先攻の打ち方も少しは理解できたので先攻後攻どちらでも対応できるようになりました。

遊戯王における先攻・後攻

どうして今回こんな記事を書いているかと言うと、遊戯王のマスターデュエルをプレイしていて、後攻を取らされたプレーヤーが回線を切断することが多いと感じたからです。

遊戯王は囲碁よりも先攻が有利です。2014年に先攻ドローが廃止されたのが囲碁でいうコミに相当しますが、カード効果がインフレした現代では手札5枚の先攻から相手にほぼ何もさせない盤面を作ることも可能です。

故に後攻を取ったら勝率は落ちますが、試合開始前に回線を切るのは如何なものかと思います。罰則が無いので横行しているようですが、次のランク戦までに運営が対策することを望みます。

後攻でも戦えるようにする

どんなゲームでも先攻・後攻どちらか100%に重点をおいた戦略のポートフォリオは脆いと思うので、どちらにも対応できるような戦略や構築にすることが強くなるコツです(黒番で勝てるようになって囲碁が少し強くなった気がします)。







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